サガン鳥栖に所属する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、アトレティコ・マドリーに対する罪悪感を口にしている。スペインマルカ』が伝えた。

10歳になる頃にアトレティコの下部組織に入団し、2001年にトップチームデビューを果たした“エル・ニーニョ”は、リバプールチェルシーミランを渡り歩いた後、2015年に再びアトレティコに帰還。そして、2017-18シーズンを最後に日本へと渡り、心のクラブには別れを告げた。

ここぞという場面で得点を決める勝負強さや、下部組織出身の選手ということもあり、アトレティコではファンから多くの愛情を受け取っていたトーレス。しかし、そんな中にあっても“スター”と呼ばれる自身の扱いに葛藤を感じていたようだ。退団の決断を下した際の心境を、以下のように語っている。

「あの時、あそこには計画もストラクチャーも何も無かった」

フットボールの全てはチームの周りで展開されるべきであって、1人の人物に焦点を当てるべきではない」

「だからこそ、僕は自分がクラブにとって諸悪の根源だと感じた」

「退団が僕にとって良いことなのも分かっていたけど、クラブにとってはもっと良いことだったんだ」

「もし僕がスタジアムでの立場を望んだら、彼らは与えてくれただろうね」

「僕は確かにクラブを傷付けてしまった。残したのは悪い構造と少ないお金だよ」

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