彼氏の元カノ。私よりも前に彼とお付き合いをしていた人。ただ、それだけのはず。なのに、“モトカノ”という4文字はとても重く感じてしまう。普段は意識していなくても、ふとしたときに元カノの存在を感じることがあるでしょう。特に、彼の発した言葉の端々から元カノの影を感じたときは、もやもやした気持ちでいっぱいになります。彼だって、元カノの話を喜んで聞いてくれているとは思っていないはず。それなのになぜ、元カノの話をだしてくるのでしょうか?今回はそんな“元カノの話をするときの男性の心理”についてのお話です。


男性がしがちな元カノの話

「そういえば元カノがさぁ。」今まで楽しく会話をしていたはずなのに、急に挟まれる元カノの話。その多くは「え?それ言う必要あった?」という内容です。特段、面白い話なわけでもなく、実のある内容だとも思えない。大抵はそういった、ただの思い出話でしょう。元カノが好きだった物をプレゼントしてあげただとか、元カノと一緒に行ったカフェが美味しかっただとか。それを聞いたところで「へー。」としかリアクションできない話ばかり。このとき男性は何を思って、この話をしているのでしょうか?私たち“今カノ”に何を求めているのでしょう?知人男性数名に、“元カノの話をするときの男性の心理”について聞いてみました。


元カノの話をするときの男性の心理

▽元カノの話をすることで彼女に嫉妬されたい今カノに元カノへの嫉妬心を抱いてほしい、という意見。あなたの出方を伺うような態度をとるなら、このタイプの男性でしょう。また、普段の会話に元カノが出てくる頻度が多い男性もこのタイプです。。正直、ちょっと面倒くさい考え方ですが、あなたへの愛情の現れなので優しく受け止めてあげましょう。▽彼女に自分を知ってほしい元カノとの思い出を通して、自分を知ってほしいと思っています。自分の価値観や考え方を元カノの話を通して知ってほしいのです。その意図を汲み取ってあげることが、上手く付き合っていくポイントなのかもしれません。また彼にとっては、日常会話の延長のようなものなので、深刻に悩む必要はないでしょう。
▽自分の恋愛遍歴を自慢したい元カノという武器を、自分の見栄のために使うタイプ。元カノの容姿や職業・才能など、スペックの高さについての話をしてくる男性は、こう思っている人が多いようです。あまりにしつこいのは嫌ですが、大体は彼女にかっこつけたい心理からきています。かわいいなと思って見守ってあげましょう。
▽彼女に元カノのようになってほしい「元カノは○○だったのに。」と、語尾に反語が付くように話す人に多いタイプ。元カノは料理が上手だっただとか、元カノはオシャレだっただとか、元カノと今カノを比較してきます。このタイプの男性とは付き合い方を考えたほうがいいかもしれません。次ではその理由についてお話していきます。


元カノの話をするときにこんな態度をとる男性は要注意

▽元カノと比較してくる先ほど触れたこのタイプ。元カノと今カノが違う人間だという認識がなく、自分の理想を押し付けてきます。あまりにもひどいようなら、話し合って解決したいところですが、自分が悪いことに気づいていないので、説得は困難です。その労力が惜しくないくらい彼のことが好きなら別ですが、モラハラ彼氏になる可能性もあるので、そっと距離を置くのが良いのかもしれません。
▽元カノの悪口を言う別れたからと言っても、元は好き同士だったからお付き合いを始めたはず。それにも関わらず、元カノの悪口を延々と言い続ける人は要注意です。元カノに浮気されたというならともかく、彼は別れの原因が自分ではなく、元カノにあると信じきっています。もし今後、あなたと彼がケンカしたとき、自分が悪いと認めてくれないかもしれません。
▽聞いてもない思い出話をしてくる「そういえば、ここ元カノといった場所だ。」と前触れもなく元カノの話をねじ込んでくるタイプ。先ほど、彼女に自分を知ってほしいときに、日常会話の延長で元カノ話がでてくるといいましたが、気にすべきはその頻度。それまでの会話と全く違う内容の元カノ話を、高頻度で無理やり取り込むようなら要注意。このタイプの男性は、元カノのことが忘れられない、元カノに対して未練があるということが多いのです。


番外編:元カノの画像や投稿を消さない男性の心理とは?

彼氏のSNSをみていたら、元カノと仲良さそうに写っている写真が残っていた。携帯のフォルダにあるのを見てしまった。そんなとき、まだ元カノに対して未練があるのかな?元カノと復縁したいのかな?と、不安になってしまいますよね。よく、男女の恋愛を表す言葉として、「男性は名前を付けて保存。女性は上書き保存。」というものがとり上げられます。男性は元カノとの思い出は、それとして残しておきたいのです。また、消すこと自体が未練がましいと思っている男性も存在します。元カノに未練が残っているかどうかは、彼の普段の行動に注目して判断すべきでしょう。


元カノの話をされたときの対応、うまいかわし方

良い気分にはならない元カノ話。そんな元カノの話への対応、上手なかわし方とはどんなものでしょうか?
1.嫉妬した態度を示す彼氏が嫉妬してほしそうな場合でなくとも、この対応が有効です。自分の気持ちを伝えるチャンスですからね。嫉妬した態度をとった上で、本当に自分は嫌な気持ちになっているんだ、ということを伝えましょう。彼も事の重大さに気がつくでしょう。
2.気にしない一番は気にしないことです。特に意味もなく、元カノの話をしてくる男性も多いので、一々気にしていたら疲れてしまいます。ただ、元カノの話が多すぎてどうしようもないときには、しっかり話し合う必要があるでしょう。
3.元カノの存在を脳内変換する元カノだと思うから腹が立つし、嫌な気持ちになるのです。腹が立たない存在に置き換えて、彼の話を聞きましょう。大抵の元カノ話は、主語を元カノから変えてしまっても、成り立ちます。例えば、元カノを猫に置き換えて考えてみましょう。 「ここ、元カノと来たことあるわー。」→「ここ、うちの飼い猫と来たことあるわー。」ね?腹立たしい気持ちがなくなるでしょ?むしろとても和む穏やかな光景に早変わりです。そろそろ、「こっちが真剣に悩んでいるのに!そんなテキトーなこと言わないで!」と、私に怒りを覚えてきた方が出てきそうですね。でも、元カノ話との向き合い方なんて、これくらいテキトーでいいのです。元カノの思い出話を聞くより、今日の夕飯のことを考えたほうが何倍も有意義なのですから。気にしなくてもいいことには、テキトーに接していいんです。


元カノの話は気にしないのが一番

男性は元カノの話をすることを、そこまで重大なこととは考えていない場合が多いです。ただの日常会話の一種だと捉えています。基本は気にしないのが一番です。テキトーに対応しましょう。そのうち、「あ、この話に興味ないな。」と、彼も気がついてくれるはずです。しかしそれでも、何度も元カノ話をしてくるとき、どうしても嫌なときは、きちんと話し合うべきです。いくら嫉妬してほしい、自分を知ってほしいという理由があっても、それを押し付けてくるのはただの我がままです。あなたのことを考えられていない証拠です。何の変哲もない、やりすぎない程度の元カノ話は、特に気にせず、温かく見守ってあげましょう。(YUIRI/ライター)
(ハウコレ編集部)

元カノの話をする男性の心理って?上手な付き合い方・かわし方