ローマでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるモンチ氏は、今夏にアーセナルに移籍する可能性が高いようだ。スペインマルカ』が伝えている。

2000年に、現役時代を過ごしたセビージャのSDに就任したモンチ氏は「安く買って高く売る」をモットーに、選手をクラブで育ててビッグクラブに高値で売却することで、セビージャに潤沢な利益をもたらし強豪クラブに押し上げた。その最たる例がセルヒオ・ラモスやダニエウ・アウベス、ヘスス・ナバスだ。

17年の間に、多額の収益を計上したモンチ氏は2017年4月にローマと契約を結んだ。ここでもジェンギズ・ウンデルやロレンツォ・ペッレグリーニといった若く才能あふれる選手たちを発掘。“移籍市場の錬金術師”の名にふさわしい手腕を発揮している。

そんなモンチ氏にはアーセナルからの関心が伝えられている。今月8日を以ってリクルート部門のチーフを務めるスヴェン・ミスリンタート氏が退団し、代わりとなるリクルーターを探す同クラブは、今年6月30日ローマとの契約が切れるモンチ氏のSD就任に尽力。今夏に就任する可能性が高いと見られている。

アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督とはセビージャ時代にヨーロッパリーグ3連覇を共に経験した旧知の中。今夏再び再タッグを組むことになるのだろうか。

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