くるみ・彩木咲良・清井咲希・根岸可蓮・春名真依の関西出身5人組アイドル「たこやきレインボー」(略称:たこ虹)が、2月27日に3rdアルバム『軟体的なボヤージュ』をリリース!そのアルバムと、特設サイトで公開中の「輝け!たこ虹CMソング大賞」の制作秘話をお楽しみ下さい。

【写真を見る】前代未聞!CM大喜利企画でニューアルバム発売を盛り上げるたこやきレインボー

●5人が制作した個性溢れる映像作品

――先月、「輝け!たこ虹CMソング大賞」という企画の完成披露イベントが行われました。こちらのレポート記事https://news.walkerplus.com/article/176966/ を読んでいただいて、このインタビューはその続きという感じでお楽しみ下さい。まずは清井さんが担当した作品「青春篇」を紹介して下さい。

清井「私は、江崎グリコさんのクリームコロンです。王道の青春作品を担当しました」

――「バカヤロー!」と叫ぶシーンがありますが、いかがでしたか?

清井「<バカヤロー!>って普段は言わないので、難しかったです。ちょっと声が高くなっちゃって、怒っている感じが出なくて」

――彩木さんは「謎の新メンバー篇」というタイトルですが。

彩木「私は、わなかさんのたこ焼きです。わなかさんといえば大阪、大阪といえばおばちゃんということで、大阪のおばちゃんに加わっていただいて、あれ?1人多くない?おばちゃんやん!って気付いた時の面白さが出ていたらいいなと思います」

――特にお気に入りのシーンは?

彩木「私が<バカヤロー!>って叫んだ時に、ビックリしているおばちゃんの表情が大好きです!」

――根岸さんは、ダイドードリンコさんの「ぷるっシュ!!ゼリー×スパークリング」のCMで、タイトルは「パン篇」です。

根岸「私はアニメが大好きなんですけど、寝坊して、食パンを食わえながら走るシーンがよくあるじゃないですか。それをやってみたくて、みんなでやらせてもらいました」

――「バカヤロー!」と叫ぶシーンでは、口の中のパンもしっかり映っていました(笑)

根岸「その時は、焼きそばパンを食べていました(笑)。スタッフさんから、食パンは味がないから、これ食べたらって、焼きそばパンをいただきました」

――春名さんは、ロート製薬さんの「アクネス」で、タイトルは「アクアクネスネス篇」。

春名「中学生の頃から愛用していたニキビの薬がアクネスで、姉妹でお世話になっています。私はどうやったら目立つかを考えた結果、あの映像になりました(笑)。真顔、競歩、棒読み、編集の要素を掛け合わせた、シュールな作品です」

――監督から「もっと半目にして!」という指示があったそうですが(笑)

春名「もっと半目に!って言われたんですけど、私、どんな顔してるんやろう?って、最初はすごく不安でした。でも、やるからには思いきりやった方がいいと思って、めちゃくちゃ半目にしました」

――トリを飾るのは堀さんの「軟体的な疾走篇」。ジャンカラ(ジャンボカラオケ広場)さんですね。

堀「ジャンカラさんは普段からお世話になっていて、コラボルームもやらせていただいたことがあって、大好きな場所です。私は関西の王道のわちゃわちゃ感を入れたかったので、変な走り方とか、変顔とか、いろいろ入れてみて、あとはジャンカラさんなので、<バカヤロー!>は、ビブラートをかけながら歌わせてもらいました」

氣志團ドランクドラゴン塚地武雅も楽曲提供!

――その作品にそれぞれBGMとして流れているのが、2月27日発売のアルバム『軟体的なボヤージュ』に収録されている新曲です。5曲それぞれ紹介していただきましょう。清井さんは『SuperSpark』です。

清井「さくちゃん(彩木)が作詞に参加している曲なんですけど、めっちゃ難しかったです」

春名「もともとこの曲は、めちゃくちゃ高い音と低い音を行ったり来たりする、難しい曲を作って下さいっていうオーダーをしたらしいです」

清井「ライブ向けの曲なので、是非ライブで観てほしいです」

――彩木さんは『疾走』です。

彩木「私たちがインディーズの頃からお世話になっている浅利進吾さんに作詞していただいた曲なんですけど、そんな浅利さんだからこそ書ける曲という感じで、私たちもレコーディングの時、歌いやすくて、今の自分たちにすごく合っていると思います」

春名「レコーディングの時に、大きな会場とか、フェスとかで、バンドを従えて歌っているイメージで歌ってって言われました」

彩木「だから、バンドでいつか出来たらいいなと思います。間奏のギターとか、めちゃくちゃかっこいいんですよ。ギターとドラムが生音なので、すごく迫力があります」

――根岸さんは『私、ただ恋をしている』です。

根岸「この曲は、前山田健一ヒャダイン)さんに作っていただいたんですけど、前山田さんとの打ち合わせの時に、私が大好きな二次元のことをたくさん話して、それを曲にしていただきました。ちょっと昭和チックで、誰でも大好きになってもらえる曲だと思います」

春名「曲中でネタばらししたら面白いんちゃうかっていう話になって、2番から、あれ?って思う歌詞になって、落ちサビで完全にわかるっていう面白さがあります」

根岸「落ちサビまで二次元という言葉は入れていなくて、本当に好きな人がいるかのような歌詞なんですけど、私の好きなキャラクターをそばに置いて、レコーディングしたので、一番感情移入できました」

――春名さんは『ウエッサイ・ストーリー』です。

春名「この曲を作って下さったのは、氣志團さんでございます。私も子どもの頃からずっと氣志團さんを観ていたので、曲を書いていただけることを聞いた時は、特別な嬉しさがありました。オーダーさせていただく時、おもいっきり、氣志團さん!っていう感じの曲をお願いしたいねって話していて、フェスでみんなが盛り上がれるような曲を書いていただきました。イントロとか、サビの前に、クラップ出来るところがあるんですよ。そこはみんなで一緒に盛り上がりたいなって思います」

――氣志團さんから何かアドバイスはありましたか?

春名「アドバイスというか、仮歌が綾小路翔さんの声なんですよ。ずっと聴いていたいぐらいの貴重な仮歌だったんですけど、歌い方とかを…」

堀「氣志團さんって、やんちゃな感じがあるじゃないですか。なので、やんちゃな女番長みたいな歌い方に挑戦しました」

春名「途中でセリフが入るんですけど、れんれん(根岸)が言っているので、そこにも注目してほしいです」

――堀さんは、アルバムのリード曲『あなたとの約束』です。

堀「私たちがデビュー前からお世話になっている、ドランクドラゴン塚地武雅さんに作詞をしていただきました。私たちが寝る時とかに空を見上げながら聴きたい曲を作って下さいってお願いしたんですけど、歌っていると、泣きそうになります。共感できるところもたくさんあって、みんなの心に寄り添える曲だと思います」

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします!

堀「『軟体的なボヤージュ』は、いろんなジャンルの曲が10曲収録されていて、好きな曲が必ず見つかると思うので、たくさんの方に聴いてほしいなと思います!」

【取材・文・写真=ポッター平井】

<ポッター平井・プロフィール>

構成作家・ライター。MBSラジオNMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。(関西ウォーカー・ポッター平井)

たこやきレインボー(左から春名真依、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、堀くるみ)