中国メディア・東方網は23日、中国でも人気が高い日本の女子卓球選手・石川佳純さんが26歳の誕生日を迎えるとともに、最大の試練に立たされているとする記事を掲載した。

 記事は「現役の日本の卓球選手の中で、中国の卓球ファンが最も好きなのが石川佳純だ。中国のSNS上で30万人を超えるフォロワーを有する石川が23日、26歳の誕生日を迎えた」と紹介した。

 そのうえで、現在日本女子卓球界の第一人者として日本人最高の世界ランク4位に立つ石川選手について、卓球選手にとって25歳までが黄金期と呼ばれるなかで26歳の石川選手はすでにキャリアの折り返し地点を過ぎており、来年の東京五輪後に引退を選択する可能性も少なくないとした。

 そして、昨年の石川選手はドイツオープン、チェコオープンの女子シングルスで優勝し、中国選手に対しては陳幸同選手、武楊選手、孫穎莎選手、文佳選手の4人に勝利する一方、丁寧選手、朱雨玲選手、陳夢選手、劉詩ブン(雨かんむりに文)選手の主力級には勝つことができなかったと紹介。一方で世界ランク7位の伊藤美誠選手は中国選手に対して勝率70%を記録するなど目覚ましい戦果を挙げており、「石川の勝利が色を失ってしまう」と評している。

 また、この1年で日本の女子卓球界では伊藤選手や平野美宇選手、早田ひな選手、長崎美柚選手といった10代の選手が次々と中国人選手を撃破し、日本ナンバーワンの座を狙っていると説明。中でも伊藤選手は日本選手権で2年連続3冠を達成するなど勢いが強く、今年中に世界ランキングで石川選手を抜く可能性が高いとした。

 記事は、日本代表として試練の年を迎える石川選手に対して「26歳のこの年に是非爆発して、自らの卓球選手キャリアに輝ける1ページを書き足してほしい」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

26歳になった中国でも人気の石川佳純、今年は正念場の1年に=中国メディア