日本時間25日、第91回アカデミー賞授賞式がアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMAローマ』が外国語映画賞を受賞した。是枝裕和監督の『万引き家族』は惜しくも受賞を逃した。

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 是枝監督は2004年の『誰も知らない』で海外からの注目を集め、『万引き家族』でついにノミネートの常連だったカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたのは、今回が初めてだった。

 受賞した『ROMAローマ』は、全編モノクロ映像で最多10ノミネートを獲得。1970年代初期のメキシコを舞台に、中流家庭の家族に訪れる激動の1年を、その一家に仕える若い住み込みの家政婦クレオの視点で描く。

<第91回アカデミー賞外国語映画賞:候補一覧(★が受賞作)>
外国語映画賞
『Capernaum(原題)』(レバノン
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド
『Never Look Away(英題)』(ドイツ
★『ROMAローマ』(メキシコ
万引き家族』(日本)

第91回アカデミー賞 外国語映画賞は『ROMA/ローマ』 写真提供:AFLO