TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。2月18日(月)の放送では、静岡県湖西市が新設する奨学金の返済を肩代わりする制度について意見が交わされました。

静岡県湖西市は、市内の企業に就職する若者が学生時代に借りていた奨学金を肩代わりする制度を2020年度にも新設します。企業での奨学金返済の肩代わりは見られますが、市を挙げての取り組みは全国的にもまだ珍しく、地元企業の人手不足を解消して定住を促すことが目的。奨学金は、市内の就職先企業と市が折半して返済することを想定しているそうです。

◆“定住”につながっていくのか?

レイ法律事務所代表弁護士の佐藤大和さんは、「(制度を利用した人が)すぐ退職したらどうするのか、他の市や県に移住した場合はどうするのか、いろんな問題をはらんでいる」と指摘します。そして「税金を使うわけですから、他の住民から裁判を起こされるリスクもある」とも。

また佐藤さんは、「これが本当に定住につながっていくのか、そこも慎重に見てほしい」と考えを示しました。


一方、「私はプラスイメージを抱きました」と語るのは、毎日新聞記者の鈴木敦子さん。「実際に医師や介護人材、保育士不足で奨学金の肩代わりを取り入れている自治体もあります」と言い、こう評価します。

「一極集中の是正にもつながります。地方の良さというのは、住んでみて分かることもありますから」
そのうえで鈴木さんは、「国の地方創生予算とかでもやっていけば良いと思います」と提案しました。


◆定住してもらえる“魅力ある地域づくり”を

矢野経済研究所社長の水越孝さんは、「僕は良いと思う。ふるさと納税の使い道の1つであっても良い」と意見を述べ、こう提言しました。

「これは投資ですから、途中で退職されたらそれはそれでしょうがない。働き続けてもらうような魅力ある会社、定住してもらうような魅力ある地域にすることを考えるべき」


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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

「奨学金返済」肩代わり制度…若者の“定住”につながるか?