「ゲーム好き=オタク」という発想は、もはや時代遅れ?

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株式会社ゲームエイジ総研が10代~40代の男女2000名を対象に実施したアンケート「ゲーマーライフスタイル調査」では、今どきのリアルなゲーマー像が浮き彫りになった。ひとり一台スマホを持つ現代、昔に比べるとゲームに手を出しやすくなったという事情も背景にあるようだ。

“ゲーマー”という括りすらもう古い! 若者のほとんどがゲームを楽しんでいる
まず、「日頃ゲームをプレイしていますか?」という質問には、なんと77.0%が「はい」と回答。8割近い人々がゲームを日常的に楽しんでいることがわかった。世代別では、10代で91.4%、20代で84.8%、30代で74.1%、40代で65.5%。やはり、若い世代ほどゲーマー人口が多いようだ。

ひと昔前なら、ゲームをプレイするためにはゲームソフトを購入するか、ゲームセンターに通うか、ゲームを持っている友達の家に遊びに行くくらいしか手段がなかったものだ。新しい情報も、限られたルートからしか入手できなかった。

しかし、今やほとんどすべての日本人がスマホを保有している。ネット上にはあまりお金をかけずにゲームを楽しめるサービスが充実しているし、最新情報もゲットしやすい。

10~20代はスマホゲーム・アプリゲーム、30代以上は家庭用ゲーム
今回の調査では、スマホでゲームを楽しんでいる人の割合は66.3%、ゲームアプリをダウンロードしてプレイしている人の割合は59.6%であることが判明。2人に1人がスマホでゲームを嗜んでいるようだ。やはりスマホゲームは、移動中や待ち時間など隙間時間に気軽にプレイできるのが最大の特徴。ポータブルゲーム機ほど目立たないのも、普及した理由のひとつだろう。

こうしたスマホゲームは、10代で「全体比+5.5ポイント」、20代で「全体比+7.4ポイント」と若者世代に人気だ。

一方、昔ながらの据置型/携帯型家庭用ゲーム機は、30代で「全体比+13.3ポイント」、40代で「全体比+12.3ポイント」だった。30代以上にとっては、「ゲームといえば、これ」という愛着と親しみやすさがあるのかもしれない。アプリゲームに比べて初期費用が高いことも、世代間ギャップの一因だろう。

趣味嗜好の多様化に伴い、ゲームの種類も豊富になった。世代間ギャップを超えて、未経験の新しいジャンルに挑戦してみては?

関連サイト
“マニアックでオタク的”とはかけ離れている現代の『ゲーマー』像|株式会社ゲームエイジ総研のプレスリリース

text吉野潤子
(d.365
掲載:M-ON! Press