日本レコード協会主催「第33回日本ゴールドディスク大賞」の受賞作品・アーティストが2月25日に発表され、2018年9月に引退した安室奈美恵さんが2年連続3度目となる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」邦楽部門を受賞した。

「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」King & Prince

1987年に制定された「日本ゴールドディスク大賞」は、毎年当該年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティストおよび作品を顕彰。今回の受賞作品・アーティストは、60作品・アーティストとなり、2018年1月1日12月31日に最も活躍したアーティストに授与される。

1992年にデビューした安室さんは、アルバムセールスでは“国内アーティスト史上初”となる4年代(10代・20代・30代・40代)連続ミリオンセールスの偉業を成し遂げ、ラストツアーには“ソロアーティスト史上最多”となる約80万人を動員。その模様を収録したライブDVD&BD「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」は“音楽映像作品史上初”となるミリオンセールスを記録し、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」と共に「ベスト・ミュージック・ビデオ」(邦楽)も受賞した。

また、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」洋楽部門を受賞したのは14年ぶり2度目となるクイーン。伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサウンドトラック『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』は、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」洋楽部門に加え、「ベスト3アルバム」洋楽部門、「サウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、4冠を達成した。

「ベスト・エイジアン・アーティスト」はBTS(防弾少年団)が初受賞。『FACE YOURSELF』が「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(アジア)、「ベスト3アルバム」(アジア)を受賞した他、『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』で「ベスト3アルバム」(アジア)、さらに「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR IN JAPAN ~SPECIAL EDITION~ at KYOCERA DOME」で「ベスト・ミュージック・ビデオ」を受賞し、5冠を達成している。

ほか、「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」邦楽部門はKing & Prince、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」は邦楽部門が『海のOh, Yeah!!』(サザンオールスターズ)、「シングル・オブ・ザ・イヤー」は「Teacher Teacher」(AKB48)、「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」邦楽部門は「Lemon」(米津玄師)、「特別賞」は「U.S.A.」(DA PUMP)が、それぞれ受賞した。

■ クイーン(アーティスト・オブ・ザ・イヤー)のコメント

ロジャー・テイラー「長い間クイーンを応援してくれてありがとう。僕たちが皆さんに何らかの幸せ、楽しみ、喜び、時には静けさを届けられたのならうれしいです。ここまでも素晴らしい旅路でしたが、また新しい賞をいただけて光栄です。心の底から感謝します。また皆さんとお会いしましょう!」

ブライアン・メイ「日本の皆さん、いつも素晴らしいサポートをありがとうございます。本当に胸がいっぱいです。アーティスト・オブ・ザ・イヤー、アルバム・オブ・ザ・イヤー、ベスト3アルバム、そしてサウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞して本当にうれしいです。皆さんを愛しています。また近いうちに会いましょう」

BTS(防弾少年団)(ベスト・エイジアン・アーティスト)のコメント

すごく栄誉ある賞が頂けて本当にうれしくて光栄です。僕たちを愛してくださり、応援してくださるARMYの皆さん、本当にありがとうございます。

いつもそばにいてくれるメンバー、Big Hitのスタッフの皆さん、バン・シヒョクPDさん、そして家族にも感謝の気持ちを伝えたいです。

2019年、新年からいいニュースがお知らせできて幸せです。これからももっといい作品と格好良い姿で皆さんから頂いた愛にお返しできるように頑張ります。

King & Prince(ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー)のコメント

今回、この名誉ある賞をいただけた喜びを、King & Princeに携わってくださった全ての方々と共有したいです。そして、たくさんの感謝を申し上げたいです。

これからも高みを目指し、アーティストとして、そしてアイドルとして、僕たちにしかできない音楽やパフォーマンスをたくさんの方に届け愛してもらいたいです。

今後は、また違う部門でも賞をいただけるように精進していきます。本当にありがとうございました。

米津玄師(ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード)のコメント

初めてのドラマ主題歌であり、自分の思っていた以上に広いところまで、本当に想像もつかない広いところまで届くような曲になり、良くも悪くも自分をまた大きく違う場所へ連れて行ってくれた楽曲です。

これからの音楽家としての人生において、この曲が北極星として輝き続けてくれるような気が今はしています。

本当にありがとうございました。

DA PUMP(特別賞)のコメント

2018年は「U.S.A.」という曲を幅広い世代の方々にお聴きいただいて、皆さまのおかげでこのような特別な賞を頂くことができました。

ありがとうございます!

2019年は去年頂いた感謝をたくさんの場所で返していけるような1年にしたいと思いますので、今年もDA PUMPをよろしくお願いします!(ザテレビジョン

「アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽)」安室奈美恵さん