日本赤十字社が人気アニメとコラボした献血キャンペーンに中国人ブロガーが注目している。「オリジナルグッズでオタクを釣る作戦なのか?」と疑問を抱き、その理由について考察した。中国メディアの新浪看点に掲載されたブログ記事を紹介しよう。

 「私に天使が舞い降りた!」「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(第2弾)」「はたらく細胞」――。日本赤十字社のホームページを見ると、2月開始のキャンペーンだけでもご覧の豪華コラボが次々と展開される。キャンペーン期間中に献血に協力した人を対象に、「私に天使が~」はクリアファイル、「俺が好きなのは~」はクリアファイル、または第1弾にも協力した人限定でノベルティ、「はたらく~」は卓上カレンダーと、オタク垂涎のプレゼントを用意。「私に天使が~」の献血会場には、等身大パネルが1体ずつ各ルームに置かれ、写真撮影ができるようになっている。

 こうした背景には、若者の献血離れを解消する狙いがあるようだが、筆者は、一連の献血キャンペーンはオタクをターゲットにしたものだと感じたようだ。筆者いわく、「なぜ、これほど積極的にオタクに献血させたがるのか」。だが、日本の掲示板に書き込まれたコメントを読んで納得した。「二次元しか愛さないオタクには、性病にかかっている心配がないからだ」。

 掲示板には、この「オタクは性病がない」説に日本のネットユーザーから続々と賛同の声が寄せられていた。「これは世紀の大発見」「論文が書けるレベル」「オタクの血をどんどん献血して、日本人全員をオタク化しよう!」。自身もオタクである筆者は、グッズに釣られて献血に行く日本のオタクに共感を覚えたようで、「オタクはグッズのプレゼントに弱い」とうなずき、「自分も中国で同じような献血キャンペーンがあったら、真っ先に駆け付けてしまう!」と熱く語っている。(イメージ写真提供:123RF)

日本の「萌え化」した献血キャンペーンは「オタク」がターゲット? その理由は・・・=中国人ブロガー