スーパーの食品が別の棚に置きっ放しにされているのを見たとツイッターで告発され、反響を呼んでいる。

マナーの悪い客もいるようで、各スーパーに話を聞いてみた。

常温の商品が冷凍庫、生魚が日用品コーナーのケースも

かつお節や焼きのりなどのパックが並べられた乾物用の棚に、青果コーナーにあるはずの袋詰めのほうれん草が無造作に置かれている。

盛岡市在住の50代の主婦「にょに紫@242murasaki」さんは2019年2月23日ツイッターにこんな写真を投稿し、平気でマナー違反をする人がいるのかと疑問をぶつけた。「乾物のほうれん草? 一瞬目を疑いました(笑)」とそのときのことを振り返る。

最初のツイートは、大きな反響を呼び、26日夕現在で「いいね」が8万件以上も付いている。

特に、スーパー関係者からは、マナーの悪さを嘆く声が続々寄せられている。

それによると、常温の商品を冷凍庫に入れていったり、生魚を日用品コーナーに置いていったりする客がいるという。その影響で、ほかの商品がダメになるケースのほか、炭酸飲料が冷凍庫に入れられてあわや爆発といった事態もあったそうだ。

「にょに紫」さんは26日、J-CASTニュースの取材に対し、地元のスーパーであったことだとし、「置去りにした人は見ていません」と答えた。

「当日の特売だったので店頭にも置かれていましたが冷蔵ケースの方の置き場所に戻しました」とする一方、「このくらいなら店員さんの手を煩わせるまでもないと軽い気持ちで戻しましたが、イタズラされている場合もあるそうなので店員さんに話すのが良いようです」ともしている。

「生鮮食品なら、衛生上よくないので廃棄される」

商品を別の棚に置きっ放しにし、知らんぷりをするといったマナーの悪い客は増えているのだろうか。

東京都内のあるスーパーの店長は2月26日、「毎日ではありませんが、週1回は見つけますね」と取材に明かした。

「戻すのが面倒くさいなどと、冷凍食品や生鮮食品を常温の棚に置いたままにしたりするケースです。温度帯が違いますので、生鮮食品なら衛生上よくありませんので廃棄することになります。ほかのお客さまが見つけた場合も、自分で元の売り場に戻すのではなく、従業員に言っていただきたいですね」

また、大阪府内の生鮮食品スーパーの店長は、「野菜が普通の棚に置かれたり、冷凍庫で凍らせてダメにされたりすることなどは、たまにありますね」と話す。

「ほかに置くところがなくて、忘れてしまったりするケースもあるようですね。ジャガイモなどの土物などなら元の売り場に戻せますので、お客さまが気付いてそうしてくれるのはありがたいと思っています」

全国スーパーマーケット協会の広報担当者は、こう話す。

「買い物途中でいらなくなったりなど、前々から多い話ですね。SNSの時代ですので、注目されたのでしょう。各スーパーで対策を実際にするのは、難しいでしょう。商品は元に戻して下さいなどとアナウンスすれば、クレームが付いて客離れにつながることもありますから。客商売なので、あまり注意もできないのではないですか。今回のことで、少しでも商品を置きっ放しにする人が減ってくれればありがたいと思っています」

J-CASTニュース編集部 野口博之)

商品を別の棚に置きっ放しは多いのか(写真はイメージ)