自動販売機の補充などを行う首都圏の2つの企業の社員が2月26日、労働環境の是正などを求め、ストライキを決行した。

ストを行ったのは「大蔵屋商事」の5人と「ジャパンビバレッジ東京」の5人。いずれも外部の労働組合に加入し、会社と団体交渉している。

組合によると、大蔵屋商事では一部、96時間など過労死ラインを超える固定残業が設定されているという。

実際にはそれ以上の残業が発生しているが、固定を超えた分の残業代が払われていないという。計算すると最低賃金を割ることもあったと主張している。

「企業の枠を超えて、合同ストをできたことは大きい」

一方、ジャパンビバレッジ東京の社員たちは、昨年も東京駅で複数回ストライキを実施した。

残業代の未払いなどが解消され、労働環境は改善されたが、過去の休憩時間について、十分な休みがとれなかったとする組合側と会社側で見解が異なっている。

組合員たちはこの日、段階的にストに入り、夕方には東京都江東区で、組合の分会として新たに「自販機産業ユニオン」を結成することを発表。

「業界には悪習が多く残っている」「業界の待遇改善、社会的地位の向上を目指し、ほかの会社の労働者とも協力していきたい」などと語った。

取材に対し、ジャパンビバレッジ東京は「団交には誠実に対応している。相容れない部分についても、引き続き団交の中で解決していきたい」とコメント。大蔵屋商事は、担当者不在だった。

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自販機業界でストライキ「悪習多い業界の改善目指す」