TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。2月25日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーではパーソナルトレーナーの中野ひろゆきさんが、深刻化する若年層のスポーツ離れの原因について熱弁しました。

2024年パリ・オリンピック組織委員会は、若年層のスポーツ離れに危機感を抱くIOC国際オリンピック委員会)の意向を踏まえ、オリンピックの新種目としてブレイクダンスの採用を提案しました。IOCは若者の求心力として、SNSで発信しやすい都市型スポーツの導入を進めたい方針です。将来的には、コンピューターゲームの腕前を競うeスポーツの導入なども検討されています。

中野さんはこの動きについて、「若者のスポーツ離れの根本的な改善にはなっていない」と主張。スポーツ離れが起こる理由を3つ挙げ、それぞれに対して改善案を示していきます。

まず1つ目は、学校の体育の授業がまったく進化していないこと。中野さんは最近、近所の中学校の体育の授業を見て、「昔と同じようにダサいジャージを着て学校の周りを走っていたからビックリした」と明かします。

時代が進化しているのに体育の授業はまったく進化していないとなると、若者の興味が薄れていくのは当然のこと。特に、体育の授業はスポーツ好きな生徒たちだけが取り組むわけではないので、なおさら「(生徒が自ら)楽しんで、興味を見いだすことが必要」とし、「体育はエンターテイメント性を追求すべき」と主張しました。

ここでのポイントは、「誰でもできることで、楽しいことをやること」と中野さん。例として、ドッチボールをトランポリンの上で行うなど「eスポーツ的感覚をリアルスポーツでやる」ことを提案します。一方、今回オリンピックの競技候補に挙がったブレイクダンスについては「できない子たちが多い」とし、このような動きが若者のスポーツ離れにつながってしまうと危惧しました。

2つ目は、公園で「暇つぶし」遊びができなくなっていること首都圏では調査対象の100%、関西圏では調査対象の62%の公園で、野球やサッカーが禁止されているのだとか。また、怪我をする可能性があるため遊具も撤去され、「子供が遊べる環境が失われている」と提起します。中野さんは、「これは、大人が改善できること。柵で囲いを作るとか、いくらでも方法はあるので柔軟に改善してほしい」と要望しました。

そして3つ目、中野さんが最も憂慮しているのは“本気”のかっこよさが忘れられていることだと言います。“熱い”ことが“暑苦しい”と捉えられかねない今の時代。「“熱い”というのは、本当にかっこいいこと」と訴え、「指導者は生徒たちが“熱くなる”努力を全力でするべきだ」と説きました。


中野さん自身、3月にボクシングのプロテストを受けるそう。「10年ぶりに本気でやっている。本気ってめっちゃおもしろい!」と興奮した様子を見せつつ、最後にこう主張しました。

スポーツはトレンドではなく文化だ!」

「毎回毎回、目先の新しいものを追いかけるのではなく、スポーツを文化としてしっかり定着させていくことが大切」だと語る中野さん。「大人が本気になってる姿を若い子たちに見せないと、スポーツで熱くなるのが難しくなっていく」と、最後まで熱く語り続けました。


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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

体育の授業は「ダサい」!? 若者の“スポーツ離れ”を改善する3つのヒント