バルセロナ前会長のサンドロ・ロセイ氏が、刑務所から釈放されたとスペインマルカ』が伝えている。

2010年7月、前任のジョアン・ラポルタ氏に代わり、第39代バルセロナ会長に就任したロセイ氏。当時、多額の負債からカタール財団とスポンサー契約を交わし、クラブ創設以来初の胸スポンサーロゴ導入に着手するなど、クラブ改革に踏み切った。また、2013年にブラジル代表FWネイマールの獲得を成功させたのもこの男だった。

しかし、バルセロナ会長からは身を引いていた2017年、ブラジル代表の肖像権や放映権に関して、違法な手数料や賄賂を受け取ったうえ、マネーロンダリングを行った疑いがあるとして逮捕。そのまま刑務所に勾留された。

ネイマール獲得オペレーションの際にも不正な手を使ったとして、バルセロナ会長を辞する事態になっていたこともあるだけに多数メディアはロセイ元会長を挙って批判。“クラブ史上最悪の会長”というレッテルを貼られるまでに至った。

そして、懲役から643日後の今月27日、ロセイ元会長は釈放された。スペインからの出国禁止、裁判への出席義務などいくつかの拘束はあるものの、晴れて自由の身となった。そしてその足で、コパ・デル・レイ準決勝レアル・マドリーvsバルセロナセカンド・レグに向かったと見られている。

サムネイル画像