日本でも道路脇に消火栓が設置されているが、その付近に駐車した車が人命救助の大きな妨げになることもある。このほどアメリカで、火災発生時に消火栓を塞ぐように駐車していた車に消防士らがとった行動が話題になっている。『New York Post』などが伝えた。

先月27日、米カリフォルニア州にあるアナハイム消防署が投稿したTwitterの内容が物議を醸している。そこには道路脇にある消火栓の前に違法駐車した車の写真が投稿されているが、車の後部両方の窓が割られており、消火ホースが通されていた。そして次のように綴っている。

消火栓の前に車を停めて、もし火災が発生したらどうなるか考えてみたことがありますか。この付近にある駐車場が、車の窓の修理代とアナハイム警察からの違反切符、そして牽引費用に匹敵するほど値段が高いとは思えませんよね? 市民の皆さん、消火栓付近には駐車しないでください。」

この投稿には多くの人が注目し、なかには「窓を割らなくてもホースを車のルーフに這わせることができたのでは?」と質問があった。これに対して同消防署では「いや、それはできません。ホースの重みによって車体に損傷を与えて余計修理代が高くつくのと、ホースの角度が適切でないと充分に放水できないのです。我々はやむを得ない場合を除き、皆さんの所有物に故意に損害を与えることはしません」と回答している。

他に「ホースを車の下に通しては?」との声もあがったが、消防士・消防署に関するサイトFireRescue1』によると、消火ホースにねじれ等があった場合は放水量と水圧が50パーセントも減少してしまうとのことだ。

サイトでは「消防士は放水によって火を消すだけでなく自分の身も守っている」と訴えており、火災時に放水量が減少するとあっては消防士にとって不利な状況となってしまい、助かる命も助からないという可能性が出て来ると示唆している。

今回の対応に関わったアナハイム警察は「私達は今朝、パートナーであるアナハイム消防署のサポートをしました。皆さん、これが消火栓の前に赤いラインが引かれている理由です」とコメントした。

当然のことながら日本でも、消火栓から5メートル以内に車の駐車はもちろんのこと障害物を置くことは違法である。

画像は『Anaheim Fire & Rescue 2019年2月27日TwitterEver wonder what happens when a car is parked in front of a fire hydrant and a fire breaks out?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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