観るなら大学生の今がチャンス! シリーズ作ありすぎな映画8選

『男はつらいよ』シリーズ 全49作(特別編含む)

渥美清さん演じる「フーテンの寅」こと車寅次郎が巻き起こす騒動を描いたコメディー映画のシリーズです。各作、寅さんが好きになってしまうマドンナが登場するのがお約束で、寅さんの恋模様も見どころとなっています。

【チヤキのおこもりシネマ #1】3秒でわかる『シャイニング』のみどころ

人情味あふれる登場人物、ストーリーにホロリとさせられますし、日本各地の美しい風景が見られることもあり日本人に長く愛され続けている映画です。渥美さんが亡くなられたため、残念ながら本シリーズは第48作で終了となりました(第49作は特別編:後述)。

このシリーズの作品数が多いのは、毎年の盆暮れにシリーズの新作が公開されていたからです(8月・12月公開が基本となったのは1971年以降(例外あり)で、1990年の第43作からは1年に一度12月公開)。『男はつらいよ』はまさに日本の年中行事のような映画だったのです。

『男はつらいよ』シリーズの歴代作品

男はつらいよ』(1969年)
『続・男はつらいよ』(1969年)
男はつらいよ フーテンの寅』(1970年)
『新・男はつらいよ』(1970年)
男はつらいよ 望郷篇』(1970年)
男はつらいよ 純情篇』(1971年)
男はつらいよ 奮闘篇』(1971年)
男はつらいよ 寅次郎恋歌』(1971年)
男はつらいよ 柴又慕情』(1972年)
男はつらいよ 寅次郎夢枕』(1972年)
男はつらいよ 寅次郎忘れな草』(1973年)
男はつらいよ 私の寅さん』(1973年)
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』(1974年)
男はつらいよ 寅次郎子守唄』(1974年)
男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(1975年)
男はつらいよ 葛飾立志篇』(1975年)
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976年)
男はつらいよ 寅次郎純情詩集』(1976年)
男はつらいよ 寅次郎と殿様』(1977年)
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(1977年)
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』(1978年)
男はつらいよ 噂の寅次郎』(1978年)
男はつらいよ 翔んでる寅次郎』(1979年)
男はつらいよ 寅次郎春の夢』(1979年)
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(1980年)
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』(1980年)
男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(1981年)
男はつらいよ 寅次郎紙風船』(1981年)
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』(1982年)
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』(1982年)
男はつらいよ 旅と女と寅次郎』(1983年)
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(1983年)
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』(1984年)
男はつらいよ 寅次郎真実一路』(1984年)
男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』(1985年)
男はつらいよ 柴又より愛をこめて』(1985年)
男はつらいよ 幸福の青い鳥』(1986年)
男はつらいよ 知床慕情』(1987年)
男はつらいよ 寅次郎物語』(1987年)
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』(1988年)
男はつらいよ 寅次郎心の旅路』(1989年)
男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989年)
男はつらいよ 寅次郎の休日』(1990年)
男はつらいよ 寅次郎の告白』(1991年)
男はつらいよ 寅次郎の青春』(1992年)
男はつらいよ 寅次郎の縁談』(1993年)
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』(1994年)
男はつらいよ 寅次郎紅の花』(1995年)

<<特別編>>
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』(1997年)
本作は、渥美清さんが亡くなった後に製作された特別編。第25作『寅次郎ハイビスカスの花』などのこれまでの作品のシーンを用いて、寅さんを懐かしむ内容となっています。

特報! 50作目製作進行中!

2019年には第1作公開から50周年ということで、2019年12月27日公開予定で『男はつらいよ』の新作、第50作目『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』の製作が進んでいます。これは22年ぶりの寅さんの新作です!

『007』シリーズ 全24作

英国秘密情報機関「MI6」に所属するスパイ007」の活躍を描く人気シリーズです。1962年公開の第1作から2015年公開の第24作まで、50年以上も製作され続けています。007ことジェームズ・ボンドを演じる俳優も、

ショーン・コネリー(初代)
ジョージレーゼンビー(二代目)
ショーン・コネリー(再登板)
ロジャームーア(三代目)
・ティモシー・ダルトン(四代目)
・ピアース・ブロスナン(五代目)
ダニエル・クレイグ(六代目)

と変わりましたが007の大活躍は続いています。第25作目が製作されることはすでに決まっており、2019年中には公開される予定です。

『007』シリーズの歴代作品

ドクター・ノオ(007は殺しの番号)』(1962年)
ロシアより愛をこめて(007危機一発)』(1963年)
ゴールドフィンガー』(1964年)
サンダーボール作戦』(1965年)
007は二度死ぬ』(1967年)
『女王陛下の007』(1969年)
ダイヤモンド永遠に』(1971年)
『死ぬのは奴らだ』(1973年)
『黄金銃を持つ男』(1974年)
『私を愛したスパイ』(1977年)
『ムーンレイカー』(1979年)
『ユア・アイズオンリー』(1981年)
『オクトパシー』(1983年)
『美しき獲物たち』(1985年)
『リビング・デイライツ』(1987年)
『消されたライセンス』(1989年)
ゴールデンアイ』(1995年)
『トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)
ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
『ダイ・アナザー・デー』(2002年)
007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)
007 慰めの報酬』(2008年)
007 スカイフォール』(2012年)
007 スペクター』(2015年)

<<番外編>>
『ネバーセイ・ネバーアゲイン』
本作は『サンダーボール作戦』のリメークで、もう一度ショーン・コネリーの演じる007が見たい!という声に応えて製作された作品。ちなみにタイトルの「never say never again」は、ショーン・コネリーの奥さんが「『二度と(ボンドは)やらない』なんて言わないで」とコネリーをいさめたことに由来します。

『13日の金曜日』シリーズ 全11作 + 番外編1本

ホッケーマスクをかぶったジェイソンが次々と人を殺していく人気ホラー映画のシリーズです。第1作ではおなじみとなったホッケーマスク姿のジェイソンは登場しませんが、シリーズが続く中で徐々にジェイソンキャラクターも固まっていきました。

『13日の金曜日』シリーズの歴代作品

13日の金曜日』(1980年)
13日の金曜日 PART2』(1981年)
13日の金曜日 PART3』(1982年)
13日の金曜日 完結編』(1984年)
『新・13日の金曜日』(1985年)
13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』(1986年)
13日の金曜日 PART7 新しい恐怖』(1988年)
13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』(1989年)
13日の金曜日 ジェイソンの命日』(1993年)
ジェイソンX 13日の金曜日』(2002年)
13日の金曜日』(2009年) ⇒ リブート・リメーク作

<<番外編>>
フレディVSジェイソン』(2003年)
本作はホラー映画『エルム街の悪夢』に登場する人気キャラクターフレディ」とジェイソンが対決するという作品です。『エルム街の悪夢』では、夢の中でフレディに危害を加えられると実際に傷を負ってしまうという設定。夢の中で死ぬと本当に死んでしまうのです。フレディ殺人鬼ですので、殺人鬼同士のガチンコ対決というわけです。

『ハロウィン』シリーズ 全11作

ハロウィンの日に自分の家族を惨殺した少年(マイケル・マイヤーズ)が異常者として精神病院に入れられるのですが、その15年後に施設を脱走。白い不気味ハロウィンマスクで顔を覆い、包丁で次々と人を殺すブギーマンと化します。この殺人鬼を描くホラー映画のシリーズです。

1978年公開の第1作『ハロウィン』は予算がわずか32万5,000ドルに過ぎなかったのに全世界で7,000万ドルもの興行収入を上げました。あまりにももうけが大きかったので次々と続編が製作されました。現在では以下のように全11作品を数えるほどになっています。

『ハロウィン』シリーズの歴代作品

ハロウィン』(1978年)
ハロウィンII』(1981年)
ハロウィンIII』(1983年)
ハロウィン4 ブギーマン復活』(1988年)
ハロウィン5 ブギーマン逆襲』(1989年)
ハロウィン6 最後の戦い』(1995年)
ハロウィンH20』(1998年)
ハロウィン -レザレクション-』(2002年)
ハロウィン』(2007年) ⇒ リブート・リメーク作
ハロウィンII』(2009年)
ハロウィン』(2018年)

2007年の『ハロウィン』はロブ・ソンビ監督によるリブート・リメーク作。2009年の「II」はその続編。2018年の『ハロウィン』は2007年版・2009年版とは関係なく、1978年に公開された第1作の40年後を舞台とする作品で、日本公開は2019年4月の予定です。

『ハリー・ポッター』シリーズ 全8作 + スピンアウト2作

J・K・ローリングの原作小説を映画化したシリーズ。「ハリー・ポッターシリーズの本編全7巻を原作にできるだけ忠実に全8作でまとめています。

両親が死亡したため叔父さんの家に居候していた少年ハリー・ポッターは、11歳の誕生日に自分が魔法使いの家系であることを知らされます。魔法界に行き、優れた魔法使いになるべく「ホグワーツ魔法魔術学校」に入学するのですが……。少年ハリーとその仲間たちの波瀾(はらん)万丈の物語です。

『ハリー・ポッター』シリーズの歴代作品


ハリー・ポッター賢者の石』(2001年)
ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002年)
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)
ハリー・ポッター不死鳥の騎士団』(2007年)
ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年)
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011年)

少年ハリーの物語は上記のシリーズで終わりましたが、世界観を一つにするスピンアウト作品がすでに2作公開されています。

<<スピンアウト作品>>
ファンタスティック・ビースト魔法使いの旅』(2016年)
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年)

この「ファンタスティック・ビーストシリーズはあと3本製作される予定で、最終作となる「5」は2024年の公開が予定されています。

『スター・ウォーズ』シリーズ 全8作 + スピンアウト2作


「遠い昔、はるかかなた銀河系で……」繰り広げられた善と悪との戦いを描いたスペースオペラシリーズです。善を象徴するジェダイの騎士と共和国、悪を象徴するシスの暗黒卿と帝国が銀河の安定を巡って争います。現在では、このシリーズの映画は正史のシリーズ(ナンバリング作品)8作、正史に数えてもよいとされる1作(『スター・ウォーズ 反乱者たち』はテレビアニメなので除く)、スピンアウト2作が公開済みとなっています。

『スター・ウォーズ』シリーズの歴代作品

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)
スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015年)
スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』(2017年)

上記の正史シリーズは歴史順に並べたものですが、公開年でいえば『スター・ウォーズ エピソード4』が最初です。「エピソード4」の主人公ルーク・スカイウォーカーは父親がジェダイの騎士であったことを知り、銀河帝国との戦いに身を投じます。ルークとその仲間たちの活躍を描いた一連の作品がエピソード4・5・6です。

エピソード1・2・3はルークの父親の世代の話で、ジェダイの騎士の全盛期、また共和国がいかに崩壊し帝国となったのかが描かれます。正史作品の一つとしてカウントされている『クローン・ウォーズ』はCGアニメ映画ですが、エピソード2と3の間の銀河に起こった大規模な内乱(クローン大戦)を描いています。

エピソード7からは、ルークの後の世代が描かれます。エピソード9は現在準備中で公開年など詳細はまだ不明です。7・8・9の一連の物語の最終章となる作品ですが、壮大なスター・ウォーズサーガの最後を飾るものになると期待されています。

正史に数えてもよいとされる作品

スター・ウォーズクローン・ウォーズ』(2008年)
スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014年-2018年)※テレビアニメ

<<スピンアウト作品>>
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)

2016年の『ローグ・ワン』は「エピソード4」に直結するストーリーで、2018年の『ハン・ソロ』はシリーズの人気キャラクターハン・ソロの半生を描いた作品です。すでに3作目のスピンアウト作品『オビ・ワン』が準備中という情報があります。エピソード4~6の主人公ルーク・スカイウォーカーの師匠であるオビ=ワン・ケノービを描いた作品になるとのことです。

『ソウ』シリーズ 全8作

「ジグソウ」という謎の殺人鬼が、監禁した人に「脱出のための残忍なゲームを課す」というホラーサスペンス映画のシリーズです。

『ソウ』シリーズの歴代作品

『ソウ』(2004年)
『ソウ2』(2005年)
『ソウ3』(2006年)
『ソウ4』(2007年)
『ソウ5』(2008年)
『ソウ6』(2009年)
『ソウ ザ・ファイナル 3D』(2010年)
『ジグソウ:ソウ・レガシー』(2017年)

第1作目の『ソウ』がショッキングシーン、隙のない見事な脚本、あっと驚くどんでん返しで観客を圧倒。製作費はわずか120万ドルでしたが1億ドル以上の興行収入を上げる大ヒット作となりました。以降、ソウは密室監禁殺人ゲームシリーズとして続編が製作され続けました。

第7作は「これで打ち止め!」ということで「ファイナル」と銘打たれたのですが(ただし原題にはFinalは付かない)、「連続殺人鬼・ジグソウは生きていた!?」という第8作が製作・公開されました。このあたりの経緯は『13日の金曜日』と似ています。あまり予算をかけずに製作でき、ある程度の興行収入を上げてしまうのでなかなかシリーズを止められないのです。

『ロッキー』シリーズ全6作 + スピンアウト2作

シルベスター・スタローン演じるボクサー「ロッキー・バルボア」の戦い、その生きざまを描いたシリーズです。

『ロッキー』シリーズの歴代作品

ロッキー』(1976年)
ロッキー2』(1979年)
ロッキー3』(1982年)
ロッキー4/炎の友情』(1985年)
ロッキー5/最後のドラマ』(1990年)
ロッキー・ザ・ファイナル』(2006年)

第1作では、実力があるのにくすぶっていたロッキーチャンピオンからの思わぬ指名を受け、戦う姿を描きました。かなわないまでも自分の全てを懸けて立ち向かうロッキーの戦いは全世界の観客を感動させ、主演のスタローンスターダムにのし上げました。以降の作品では、強敵と戦い、友情を育むロッキーの生きざまが描かれました。2006年の第6作でロッキー・バルボアの物語は終幕を迎えますが、彼は常に挑戦者であり続けました。

<<スピンアウト作品>>
『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)
『クリード 炎の宿敵』(2018年)

スピンアウト作となる『クリード チャンプを継ぐ男』は、ロッキーライバルであったアポロ・クリードの息子「ドニー」の物語です。ドニーは、伝説となった父親とロッキーの試合を見ており、ボクサーになるべくロッキーに師事します。ドニーロッキーの魂を受け継いでチャンピオンに挑戦する……というストーリーです。

『クリード』シリーズの第2作『クリード 炎の宿敵』は、日本では2019年1月11日公開。『ロッキー4 炎の友情』でドニーの父親アポロを破ったイワン・ドラゴの息子が登場し、ドニーと戦います。因縁のジュニア同士の対決はどうなる!? というストーリーで、ロッキーシリーズファンとしては見逃せない作品となっています。

というわけで、シリーズ作品があり過ぎな映画をご紹介しましたがいかがだったでしょうか? このように作品数が多い映画はどこから見たらいいのかと尻込みしてしまうかもしれませんね。1作ごとにそれぞれ話が完結している『007シリーズや『13日の金曜日シリーズなどはどれから見てもいいのですが、『ハリー・ポッターシリーズなどはやはり第1作から見ないといけません。
大学生のみなさんは、ぜひ長期休みのタイミングでこのような長いシリーズを「全部見る」に挑んでみませんか?

(高橋モータース@dcp)

もっと映画&ドラマの
コラムを読む!