魔夜峰央の人気漫画『翔んで埼玉』が実写映画化され、2月22日に公開されました。東京都に迫害を受ける埼玉県という、架空の日本を舞台にした本作品は公開後に話題となり、先週末の3日間で観客動員数24万7968人を記録したと報じられました。




 二階堂ふみ(24)とGACKT(45)のダブル主演も注目されていますが、とくに二階堂主人公美少年・壇ノ浦百美(だんのうらももみ)を男性役のまま演じて話題となっています。

 そこで今回女子SPA!では、過去に男性役を演じて話題になった女優を紹介したいと思います。

◆年上も年下も魅了する超絶色男役 天海祐希

 男性役といえば、元宝塚歌劇団月組トップスターで現在は映画やドラマにひっぱりだこの天海祐希(51)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。退団後に女優として活躍していた天海が、久しぶりの男役を演じたのが映画『千年の恋 ひかる源氏物語』(東映)での光源氏役。

『千年の恋―天海祐希/光源氏写真集』(角川書店)

 稀代の色男役ということで、共演の女優陣と濡れ場を演じて話題にもなりました。171センチという恵まれた肢体に加え、男前オーラを兼ね備えた天海には、宝塚ファンでなくとも魅了されてしまいます。

◆男性役の演技を共演者も絶賛 堀北真希

 人気絶頂期に俳優の山本耕史(42)との結婚・出産を経て、2017年に芸能界を引退した堀北真希(30)も男性役に体当たりで挑戦しています。

 2008年に公開された映画『東京少年』で堀北は、二重人格者の少女が持つ“男性の人格”として男役を演じました。

2008年公開の映画『東京少年』(DVD/TCエンタテインメント)

 堀北といえば、ドラマ『花ざかりの君たちへ ~イケメンパラダイス~』(フジテレビ系)で男装の女子高生を演じたことも話題になりましたが、映画の記者会見では本人も「今回は完全な男の子なので演じ方も違った」と、男性を演じる難しさを語っています。

 しかし、共演者である石田卓也(32)が「めちゃくちゃカッコよかった」と堀北の男性役を大絶賛。堀北の演技力と存在感を改めて浮き彫りにしました。

美少女が演じた大河ドラマ美少年 後藤久美子

「国民的美少女」というキャッチコピーのもと、世に美少女ブームを巻き起こし、数々のCM・映画に出演をしてきた後藤久美子(44)も男性役を好演しています。

 1991年に放送されたNHK大河ドラマ太平記』に出演した後藤は、弓の名手で美少年と名高い北畠顕家を演じるにあたり、イメージをそのまま再現すべく男性役としてドラマに挑んでいます。

大河ドラマ太平記』で北畠顕家(きたばたけ あきいえ)を演じた後藤久美子 ※NHK名作選みのがしなつかし 公式サイト動画より

 当時の映像を見ると、美少女は男性役を演じてもやはり美しく、後藤のイケメンっぷりにうっとりとしてしまいます。

◆日本を代表する女優が勢ぞろい 三蔵法師役の美女たち

 1978年から放送された、ドラマ西遊記』(日本テレビ系)では故・夏目雅子(享年27)が男性である三蔵法師を演じました。

夏目雅子が三蔵法師を演じた『西遊記II Vol.2』(DVD/バップ)

 本作は日本テレビ開局25周年記念番組として制作され、破格の予算で制作。孫悟空堺正章(72)、三蔵法師に夏目雅子、沙悟浄に岸部四郎(69)、猪八戒に西田敏行(71)と俳優陣もなんとも豪華です。NHK大河ドラマの裏番組でありながらも、高視聴率を叩き出した伝説のドラマとして今なお語り継がれています。

 髪を剃り上げた三蔵法師を夏目雅子が演じたことは大きな話題を呼び、以降キャストを変えて制作された『西遊記』でも、三蔵法師は女優陣が演じています。

宮沢りえが三蔵法師役を演じた1994年の『西遊記』(VHS/バップ)

 宮沢りえ(45)・深津絵里(46)・牧瀬里穂(47)が演じた三蔵法師も、それぞれに美しく凛とした佇まいを印象づけてくれました。

◆番外編 男装の女性役で、髪をバッサリ切って挑んだアイドル

 前述した堀北が男装をして話題になった、ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』ですが、本作品は2011年に、前田敦子(27)主演で再度ドラマ化されています。

前田敦子主演『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス2011』(BD-BOX/ポニーキャニオン

 当時AKB48センターとしてアイドル界のトップにいた前田ですが、ドラマ主人公の芦屋瑞樹を演じるにあたり、長かった髪をバッサリショートカットで男装役を披露して話題となりました。

 男装をした際に、より美少女感が目立つ堀北とやや甘い顔の前田。視聴者の好みも別れるところです。とはいえ二人ともとてもイケメンカッコいい姿をみせてくれました。

 女顔・男顔関係なく、美しい人は男性役だろうが女性役だろうが美しく、画面映えすることを改めて教えてくれます。そして作品を見ていると、ビジュアルはもちろんですが、男性役を演じる上での特有の所作など、演技力でも私たちを楽しませてくれています。

<文/瀧戸詠未>

【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
(画像:「翔んで埼玉」Twitterより)