昨年9月以来のスタメン出場となった山形戦は、プロ初となるリベロプレー

 横浜FCの元日本代表MF松井大輔は、ホーム開幕戦となった3日のJ2リーグ第2節モンテディオ山形戦(0-2)で今季初出場初スタメン。タヴァレス監督は37歳のアタッカーを3バックのリベロとしてピッチへ送り出して注目を集めたが、松井も一夜明けた4日に自身の公式インスタグラムを更新。「プロ初めての経験リベロ」と綴りつつ、「ドイツにいる長谷部選手に電話してみよう」とリベロボランチを兼任する元日本代表MF長谷部誠への“弟子入り”を示唆している。

 J2開幕戦でV・ファーレン長崎に0-1で敗れた横浜FCは、DF田代真一が出場停止のため、アタッカーの松井を3バックの中央に置く奇策に出た。昨年9月1日リーグ第31節京都サンガF.C.戦(3-1)以来となる先発出場、まさかのリベロ起用にも37歳のベテランは、体を張ったディフェンスと熟練の読みで山形の攻撃を懸命にはね返した。

 試合は山形のFW阪野豊史に2ゴールを許して0-2で敗れたなか、松井は試合翌日に自身の公式インスタグラムを更新。試合前の集合写真、ロッカールームにかけられた自身の背番号22のユニフォームの写真とともに、山形戦について振り返っている。

「久しぶりのスタメン。プロ初めての経験リベロサッカーは奥深いまだまだ勉強。ドイツにいる長谷部選手に電話してみよう」

 トップ下やサイドを主戦場にしてきた松井にとって、リベロはプロ初の経験。浦和レッズ時代はトップ下やボランチでプレーし、現在所属するフランクフルトではリベロとして圧倒的な存在感を示す“後輩”の長谷部への相談を示唆した。

 また、山形戦では4バックにした後半に右サイドバックも務めており、ハッシュタグでは「#プレーの幅」「#ディフェンス」「#ディフェンダー」と綴るとともに、「#色んなポジションできるのは幸せ」と選手としての喜びを滲ませている。

 次節の栃木SC戦以降、松井がどのポジションでプレーするかも注目ポイントの一つになりそうだ。(Football ZONE web編集部)

フランクフルトのMF長谷部誠(左)、横浜FCのMF松井大輔(右)【写真:Getty Images】