●三河 83 ‐ 93 横浜〇
(三河通算成績 23勝19敗)

 前日のGame1を僅差で勝ち切り4連勝を狙ったシーホース三河だったが、4Qで横浜の猛攻を浴びて逆転を許した。5本の3Pシュートを決めた西川のB1通算1000得点達成を勝利で飾ることができなかった。

 一方、横浜ビー・コルセアーズは元来高いポテンシャルを持つ各選手が爆発。特に最終4Qの局面で川村卓也が次々と3ポイントを決め逆転。試合を通して川村の3ポイント決定率は脅威の83.3%。最後数分食い下がる三河の攻撃陣を振り切った。

 コートの外では「愛知学院大学 Presents シーホース三河ホームゲーム Supported by 東海ウォーカー」の今節は、いつもホームゲームの運営に携わる愛知学院大学の学生たちが考えた各種イベントが会場を盛り上げた。

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■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント


 リバウンドも頑張っていたし、お互いにターンオーバーの少ない締まったゲームだったと思うんですが、横浜さんのシュートがとにかく落ちなかったと言いますか、一生懸命ディフェンスをみんな頑張っていたんですが、#0細谷選手(横浜)と#1川村選手(横浜)にやられすぎました、2人で50点ですから。

 ちょっとこれでは話にならないというか、もう少しドリブルさせるとか、ディフェンスをもう一歩頑張っていれば展開が違ったと思います。

 最後、オフェンスで点を取れない中で、相手には気持ちよくやられてしまって、どんどん点差が離れてしまったとこだったと思います。あの勝負所でもう少し我慢して、しっかりオフェンスして、ディフェンスをもっと協力し合ってやれればよかったんですが、1人で頑張ってしまっていたので、もう少しショーディフェンスなどをしたりできれば良かったんですが、無抵抗でやってしまっていたので、そういうところが今日の一番の反省点です。

 やろうという思いはあったんですが、なかなかみんな自分のマークマンにやられるのをこわがってヘルプしなかったのが現状です。

 横浜さんはもともと能力のある選手たちが今日は爆発した試合だったかなと思います。まだ対戦するので、しっかり対策を練って、もう少しディフェンスでイニシアチブを取れるように頑張らないと、点数取るだけでは勝てないので、その辺りをしっかり考えたいと思います。

■ 横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマン ヘッドコーチ 試合後コメント

 三河さんは本当に素晴らしいチームだと思いますし、三河さんのホームで戦うことはすごくやりづらい試合なので、ここで1勝を取れたということは自分たちの大きな一歩につながると思います。

 今日の勝因は、ミーティングから言っていたんですが「必死にやっていこう」「なにがなんでもこの勝ちを取りにいこう」という話をしていて、それがしっかりとプレーに現れた試合だったと思います。前半の出だしから三河さんがリードしたにも関わらずしっかり追いつけた、そこから後半、4Qに入るときもリードされている中でしっかり逆転することができた。本当に自分たちが言っていた「必死さを出していこう」その必死さが出てきたことによって今日の試合は勝てたと思っています。

 スタッツを見てもわかる通り、3Pシュート成功率が57%、2Qに関しては7/7でしたし、最後の重要な場面で16-0の連続得点をすることができました。それらも大きな要因なんですが、本当に今日は必死にやって、自分たちに必要だった大きな1勝を取れことを嬉しく思っています。

三河さんはいいチームですし、今週は#14金丸選手が出場しなかったですが、それでも彼らは強いチームなので、そこから1つ取れたということは自分たちにとっては大きいと思います。

1Q 三河22–14横浜

西川 3Pシュート3本を含む11得点

スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#12西川、#30岡田、#46生原。

#3ミークスのミドルシュートで先制すると、ゾーンディフェンスを敷く横浜に対して、フットワークを使ってアウトサイドでズレを作り、#12西川が3Pシュート2本を沈めるなど、開始3分で10-0とスタートダッシュに成功する。
タイムアウトで修正した横浜は、#0細谷のアタックや#1川村の3Pシュートで巻き返すも、#30岡田がミドルジャンパー、ドライブからフックシュートの連続得点、#12西川のアタック、#3ミークスのファストブレイクで突き放し、22–14で最初の10分を終える。

2Q 三河41–44 横浜 (三河19–30 横浜)

横浜の高確率で3Pシュートを沈められ、3点ビハインドで後半へ

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#12西川、#30 岡田、#32桜木。

8点リードで始まった2Qは、横浜に#0細谷3本、#1川村2本など計7本の3Pシュートをすべて決められる猛攻を浴びて、残り2分の時点で7点のビハインドを背負う。
#32桜木の連続得点、#46生原のファストブレイクで盛り返し、3点差に詰め寄ってハーフタイムを迎えた。

3Q 三河72–64 横浜 (三河31–20 横浜)

岡田 6得点5アシストで牽引。31得点を挙げて逆転

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#12西川、#30 岡田、#46生原。

序盤は拮抗した点の取り合いとなる。三河はハードなディフェンスから速い攻撃を展開し、開始4分半に#30岡田のファストブレイクで逆転して勢いに乗ると、#3ミークスのゴール下で逆転。スティールから#12西川がファストブレイクからB1通算1000得点となる3Pシュートを射抜くとアリーナは大歓声に包まれた。
横浜は#34コストナーが連続で6得点をマークして追走するが、#30岡田がゴール下への絶妙なパスで#5バッツ、桜木の得点を演出して一気に横浜を引き離す。

4Q 三河83–93 横浜 (三河11–29 横浜)

相手エースの猛攻をしのげず、10点差で悔しい敗戦

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#30岡田、#32桜木、#46生原。

開始2分半に#1川村の3Pシュートで2点差に迫られるが、#32桜木、#30岡田が得点してリードを保つ。横浜#0細谷の3Pシュート、#1川村のミドルシュートで再び78-77に詰め寄られるが、#32桜木のバスケットカウントで持ちこたえて81-79と2点リードしてオフィシャルタイムアウトを迎える。
しかしオフェンスマシーンと化した横浜#1川村を止められず、バスケットカウントと3Pシュートの連続で3点プレーを献上して逆転を許す。さらに#34コストナーの連続得点、#0細谷の3Pシュートで畳み掛けられ、残り1分半に10点のビハインドを背負う。#30岡田、#12西川が3Pシュートで反撃に出るが、シュートはリングを捉えず。三河83–93 横浜で痛い敗戦を喫した。

横浜・川村が勝負所で3P暴発!三河はCS争い落としたくない一戦を落とす