TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。2月27日(水)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、作家の田中康夫さんが、GW10連休に向けた政府の対応策について意見を述べました。

政府は、今年のゴールデンウイーク(以下、GW)が皇位継承に伴い10連休となることを踏まえ、保育や医療などにおいて国民生活に影響が出ないようにするための対応策を取りまとめました。
大型連休で収入が減る労働者に関しては、連休中に有給休暇を取れるよう雇用者側に配慮を求めるほか、需要増加が予想される運送業界や金融機関には必要な人員の確保を要請するなど、幅広い分野で万全を期すとしています。

◆東証も10連休…日本経済は大丈夫

GW10連休の一番の問題として田中さんが挙げたのは、東京証券取引所が10連休となること。仮にリーマンショック級の経済危機があった場合、政府は消費税の増税を見送るとの姿勢を示していることを前置きし、「(GW期間中に)世界で株が乱高下しても日本は打つ手がない」と指摘。加えて、決算発表のピークが4月下旬~5月上旬であることから、経済への影響を案じます。


さらに時給や日給で働く、いわゆる「非正規労働者」の収入減対策として、臨時手当の支給や有給休暇扱いを雇用主に周知徹底するとの政府の意向には「上から目線だ」と非難。
子どもの一時預かりの需要増加が予想される保育施設には補助金を加算する制度を創設する件を引き合いに、「保育にはやさしい対応を示しているが、この人たち(非正規労働者)の保障はどうするのか。10連休で(月の)3分の1も収入が減ってしまう」と公平性に欠けていることを指摘します。

そのほか、“家電リサイクル法対象のテレビ冷蔵庫などの引き取りが円滑におこなわれるよう製造業者に通達する”という点や、“競馬やパチンコ未成年者が関わらないよう現場での年齢確認の徹底を要請する”加えて“小・中・高校の授業時間数の確保が困難な場合、夏休みなどの長期休暇の一部を授業日に振り替えることを要請する”など、政府が打ち出した方針に苦言を呈しました。


メインMCの堀潤も「さまざまなしわ寄せが起きているけれど、それについてきちんと対応が取られていない」と意見を述べます。

「Forbes JAPAN」副編集長の谷本有香さんは、「出版社は通常の連休でも各所調整している状況。10連休はまだ見ぬ世界……。それをどうやって乗り切るか、今から施策を練らなければ」と懸念し、「経済効率はかなり悪いと思う」と主張しました。

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

収入減、経済への影響…「GW10連休」の政府対応、これでいいのか!?