インチアップ、インチダウンどちらも似合うのがC-HR

トヨタ・C-HR カスタム基礎講座

通常のドレスアップでは、ホイールサイズをノーマルよりも大きくする(その分タイヤの厚みは薄くなる)インチアップが多いのだが、C-HRに関しては、ノーマルよりもホイールサイズを小さくし、その分ゴツいオフロード系タイヤを装着するインチダウンという手法も選べる。ノーマルが17&18インチなので、インチアップするなら19インチから。最近では19インチでもフェンダーからハミ出さないサイズ(7・5J)も増えているので、ノーマル車高でも問題はない。ローダウンするなら20 インチから最大22インチターゲットに入る。ただしサイズによっては樹脂フェンダーの内側に干渉する場合があるので、そのあたりはデータの豊富なショップで相談してほしい。またオフ系スタイルやリフトアップする場合は、16イ
ンチにインチダウンしてゴツゴツしたオフ系タイヤを合わせるのが人気。C-HRに装着できるホイールは、インチアップ、インチダウンを問わず豊富にリリースされているので、じっくりと好みのホイールを探してみてほしい。

ノーマル

街中で最も見かける率の高いのが実はノーマル車高。ノーマル車高でもサイズによってはインチアップも可能だし、インチダウンも大丈夫。

ローダウン

車高をローダウンしてノーマルよりも径の大きいホイールを入れるのがインチアップの定石。昔から人気の高いドレスアップスタイルだ。

リフトアップ

C-HRはクロスオーバーSUVなので、車高を上げてゴツいタイヤを入れるオフ系スタイルもよく似合う。デモカーはバネによる25㎜アップ仕様。

C-HRのベストサイズはコレだ!

ノーマル車高時とリフトアップ、ローダウン時(約5㎝)に、バッチリとキマるホイール&タイヤのセッティングを紹介しよう。
※ここで紹介するサイズは編集部調べです。車両誤差によってタイヤが干渉する場合もありますので、実際の装着はノウハウの豊富なショップで確認しながら行うことをオススメします。

ノーマルサイズ
17×6.5J+45 215/60-17
18×7.0J+50 225/50-18

ハミタイに関する保安基準の改正

2017年の6月22日に保安基準が改正されたことで「フェンダーからのタイヤのハミ出しがOKになった」と言われているが、実際の所は今までと大きな違いはない。フェンダーの規定の位置(ホイールセンターから前方30度、後方50度のフェンダー部分)で、これまではタイヤやホイールが少しでもハミ出ていたら車検はNGだったが、改正後はタイヤ側面の立体的なロゴや側面ブロック、リムガードなどがハミ出していても10㎜未満ならOKとなっただけ。これによって変わるのは、これまでのハミ出し規定に対応するための策であるC-HRのリア樹脂フェンダーに付いているフィンのような突起や外車に見られるフェンダーモールなどが、今後不要になるというもの。上記の部分でタイヤよりリムが突出していたらアウトだし、センターキャップやホイールナットの突出もこれまでと同様NGだ。

C-HRのリア樹脂フェンダーのフィン状の突起。これは改正前の保安基準に適合させる(タイヤのハミ出しをカバーする)ためのもので、日本に輸入された欧州車などのフェンダーに装着されているフェンダーモールも同じ役目。

リフトアップスタイルに合わせたいオフ系タイヤ

車高をリフトアップする上げ系スタイルで必須のアイテムといえば、ゴツゴツしたパターンを持つオフ系のタイヤ。悪路走破性もモチロン重要だが、ドレスアップ的には見た目のゴツいパターンとホワイトレターが備わっているとカッコイイ。OFF STYLE系を狙うならタイヤにもこだわるべし!

BF Goodrich MUD STAR

オールテレーン T/A KO2
http://www.bfgoodrichtires.co.jp
オンロード走行も前提に開発されたオフ系タイヤがオールテレーン(A/T)。独特のヘビーなパターンと張り出したショルダーデザイン、ホワイトレターがポイント。
■対応サイズ:LT215/65R16


オールテレーン T/A KO2
ラジアルM/T
http://www.exizzle-line.co.jp
ぬかるみなどの悪路でも優れたトラクション性や耐久性を実現する独立したトレッドパターンとサイドウォールを搭載するマッドテレーン(M/T)。ホワイトレター仕様。
■対応サイズ:215/65R16C、
215/60R17C

(STYLE RV Vol.131 トヨタC-HR No.22018.07.26〜 より)

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