タイトル挑戦に最も近い男・伊澤(左)が新鋭のTETSU(右)と対戦

 4月19日(金)東京・後楽園ホールで開催される『K-1 KRUSH FIGHT.100』の記者会見3月5日(火)都内にて行われ、対戦カードが発表された。これまで『Krush』として開催されて来た同イベントだが、今大会より大会名称を『K-1 KRUSH FIGHT』として行われる。

 フェザー級戦で伊澤波人(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vsTETSU(18=月心会チーム侍)が決定。伊澤は2018年4月からフェザー級に階級を上げて以来4戦無敗。タイトル挑戦まであと一歩のところまで来ている。対するTETSUは昨年12月K-1プレリミナリーファイト、今年2月のKrushと連勝している。

 格上の伊澤に挑むことになったTETSUは「相手も有名で強いので気合い入っています。伊澤選手が次に試合をするのはタイトルマッチだと思っていたので、今回僕が勝っておこぼれをもらいます」と、伊澤に勝ったら飛び級タイトルに挑戦したいと笑う。

 伊澤自身は「いつも通りに代表が言ってきた相手とやるのが僕の仕事。TETSU選手は後輩の佐野天馬に勝って初めて名前を知りました。天馬は強いので、それに勝ったのは相当強いと思っています。試合はまだ見ていないです。タイトルに挑戦したい気持ちは全く変わっていません。次勝てばタイトルマッチかなと思っているので、次こそはタイトルマッチに何が何でももっていきます。これで組んでくれなかったら怒ります」と、中村拓己プロデューサープレッシャーをかける。

 TETSUは伊澤の印象を「試合が決まる前から見ていた選手でローキックとバレリーキック(カカトで相手の大腿部を蹴る技)など空手の蹴り技の印象が強いです。でも、僕にバレリーキックは効かない。いつも練習終わりにローを蹴ってもらうので、僕にローはあまり効きません」と、伊澤の代名詞であるローキックに耐久性があるという。

 それに対して伊澤は「今回で43戦目ですが、42戦のうち40戦は全員効いているので、ローが効かない人なんていないので効くと願っています」と効かせる自信あり。さらに「最近はローキック、ローキックと言われている割にローでダウンを取っていないので、ローで下を向いてもらって頭を蹴ったり腹を蹴ったりしようと思っています」と、ローを効かせて別の技で倒したいと話した。

 最後にTETSUは「自分はアマチュアでもベルトを1個も獲ったことがないんですが、僕が教えているジュニアや弟がベルトを獲っているので、プロのベルトを獲ってみんなに示しをつけたいと思っています。そのために人生で一番強い自分を見せます」と、番狂わせを起こしてタイトル挑戦につなげたいと意気込む。

 会見終了直前になって、5月大会と勘違いしていたことが分かりやや慌てた伊澤だったが、「ちゃんと練習はしています。年内に必ずベルトを獲りますので見ていてください」と、この試合をクリアーして次こそタイトルマッチをやりたいと改めて宣言した。

ページ:萩原秀斗vs蒼士、伊藤健人vs優谷の会見

前回王座決定戦で敗れた萩原(左)が新鋭の蒼士(右)と対戦する

 バンタム級戦で萩原秀斗(24=K-1ジム総本部チームペガサス)vs蒼士(18=昇龍会)が決定。萩原は1月大会の第4代Krushバンタム級王座決定戦で現王者・晃貴に敗れており、再びタイトルを目指しての再起戦。戦績は9勝(3KO)12敗3分。蒼士は6勝(3KO)1敗1分の新鋭だが、2017年8月に晃貴からKO勝ちを収めている。

萩原秀斗
100回飽記念大会に出場させてもらえることが嬉しい。負けてからの再起戦になりますが、若くて勢いのある選手とやらせてもらえるのを嬉しく思っています。前回負けて胸に穴が開いてしまったので、その穴を埋めるためにいい勝ち方をして埋めたいと思います。(蒼士は)僕が負けている隆聖選手にダウンを取って勝っていて晃貴選手にもKOで勝っているので、若くて強敵だなと思っています。

(晃貴戦の反省点は)足腰の弱さです。なのでフィジカル面もスタミナ面も強化しています。ベルトの重さと自分の技術的に足りなかった部分、Krushの厳しさを知ってもっとベルトが欲しくなったので獲りに行きます。前回タイトルマッチをしているので試されていると思います。勝つのはもちろんのこと、タイトルマッチを超えるものを見せます」

蒼士
「萩原選手はタイトルマッチで晃貴選手とやったので、チャンピオンよりいい勝ち方をしてベルトに近付きたい。チャンピオンと接戦を繰り広げていたので、晃貴選手もレベルが上がっていて前のようには行かないと思う。自分もしっかりレベルを上げて倒しに行きたいと思います。今回タイトルマッチをした相手と組んでもらって、自分もベルトが欲しいので一歩近付くためにインパクトを残したい。就職したらキックの練習が出来なくなるので、両立しようと思って大学に合格しました。ここで負けていられないので、いい勝ち方をすれば、挑戦者決定戦に絡めると思っています」

両者とも再起戦となる伊藤(左)vs優谷(右)

 スーパー・フェザー級戦で伊藤健人(25=K-1ジム目黒TEAM TIGER)vs優谷(19=WSRフェアテックス西川口)も決定。両者とも前戦で敗れており、これが再起戦となる。

優谷
「髪型だけジャマイカに行って修行してきたので、今回はやっちゃいます。(相手は)強いと思います。(前回の反省点は)パンチを打つ時に興奮すると手が下がるので、そこの意識くらいっすね。勝つんですが、勝っても負けても自分を覚えてもらえる試合がしたい。今年の目標は髪型をおしゃれにすることです。前回の試合はコーチから、モンコン(頭に付けるムエタイのお守り)を置いて振り向いたら終わっていた(1R36秒でKO負け)と言われたので、今回は本気でやります」

伊藤健人
「新年一発目が決まって、今年は上に上がって行こうと思っているので倒して上がって行きたいです。(優谷の印象は)直接会って、身長が高いのと髪型がおしゃれだと思いました。自分は毎試合負ける原因があって、ひとつひとつ直していこうと思って取り組んでいます。新しいことも取り入れています。いつもスタートが遅い試合をしているので、それを振り切ってやっていきたいと思っています。60kg戦線でトップに行くことを目標に、ただ勝つだけでは上に行けないので倒してアピールして勝ちたい」

<決定対戦カード

▼フェザー級 3分3R延長1R
伊澤波人(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
TETSU(月心会チーム侍)

バンタム級 3分3R延長1R
萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス
vs
蒼士(昇龍会)

スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
伊藤健人(K-1ジム目黒TEAM TIGER
vs
蒼士(昇龍会)

バンタム級 3分3R
桑田裕太(Ωmega
vs
篠原広耀(優弥道場)