昨年9月に全米オープン女子シングルス決勝戦で日本の大坂なおみが女王セリーナ・ウィリアムズを破り、初のグランドスラムを達成したのは記憶に新しい。現在、世界ランキングは大坂選手が1位だが、かつてはセリーナ・ウィリアムズが絶対的な女王であった。そんなセリーナの父リチャード・ウィリアムズさんを描いた映画『King Richard』が制作されることになり、ウィル・スミスが主役のリチャードさんを演じると『Deadline』が伝えた。

テニス界の女王セリーナ・ウィリアムズは女子シングルスでグランドスラムを23勝し、ダブルスでは14勝するという大記録を持っている。また、姉ビーナス・ウィリアムズも女子シングルスでグランドスラムを7勝し、女子テニス界をけん引してきた。姉妹の成功の陰には家族の支えが大きかったことだろう。現在、ザック・ベイリンの脚本をもとにウィリアムズ姉妹の父リチャードさんを描いた映画『King Richard』の制作が進められている。

ウィリアムズ姉妹は4歳の頃からカリフォルニア州コンプトンのコートでテニスをスタート。同映画はテニスの知識がないにもかかわらず娘たちを教え導くために苦難、懐疑、自分の過去の問題を乗り越えるリチャードさんに焦点を絞ったストーリーになるそうだ。リチャードさんは娘たちの成功のために78ページの計画書を作成し、娘たちにテニスを教えたという。そしてこのリチャードさん役を、ウィル・スミスが演じると『Deadline』が報じた。

なお、ウィルは本作でプロデューサーも務める予定。自身のエンターテインメント企業「オーバーブック・エンターテインメント」からプロデュースするという。さらに制作会社「スター・スローワー・エンターテインメント」のティム・ホワイトとトレヴァー・ホワイトもプロデューサーとして参加する予定だ。

5月24日にディズニー実写版『アラジン』の公開を控えているウィル・スミス(日本公開は6月7日予定)。先月には予告編が公開されたが、悪役ジャファーの声が若すぎること、ウィル演じるジーニーのCGI不自然で怖いと酷評されたばかりだった。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー

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