作曲家の藤倉大が、平成30年度(第69回)芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞を受賞した。

 受賞理由は、2018年10月にHakuju Hallにて行われた【藤倉大 個展】の企画内容をはじめ「日本に留まらないグローバルな領域で現代音楽の新たな聴衆を獲得している稀有の存在」「着想に富み、斬新な響きを湛え、技術的にも高度ながら、決して敷居の高くない芸術音楽のあり方」などが評価されたことによる。

 なお藤倉の作品は、3月30日の【福川伸陽&Friends】や、4月12日、13日の大阪フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会などで聴くことができる。

◎藤倉大 コメント
この度、平成30年芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞という漢字が多い、すごそうな賞を頂きました。どうもありがとうございました。この歳で新人賞というのもどうかなと思いますが(もちろん大変光栄ですが!)、最近は作曲するだけではなく、自分の作品の個展をHakuju Hallなどと一緒に協力して作ったり、自分の音楽だけではなく、世界の新しい音を赤ちゃんから大人までに紹介する「ボンクリフェス」を作ったりと活動も多角的になってきましたので、こうした賞は大変励みになります。有難うございました。

作曲家、藤倉大が芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞を受賞 「すごそうな賞を頂きました」