有吉弘行

SNSで叩かれているいわゆる「バカッター」や「あおり運転の加害者」について、6日深夜放送『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、マツコ・デラックス有吉弘行の不満が爆発。2人の主張に視聴者から共感が殺到している。

 

■学校は大変

陰口を叩かれるなど「イヤなことがあるとすぐに逃げてしまう」自分に悩む女子高生の投稿を受け、マツコは「必要だと思う情報以外は耳に入れなければいい」と助言。有吉も「それでも学生時代の1年は長い」と、学生が辛い環境で我慢し続けることの難しさに触れる。

「学校って大変」という話題から、被害者側だった生徒が「ツイッターを使い、悪意を持って教師を陥れた」との指摘が殺到した、先日の「東京都町田市の都立町田総合高校で起きた教師による生徒への暴行騒動」に言及。

「あれ酷かった。かわいそう先生、大変だよね」と有吉が触れると、マツコは「(ネットに動画を)あげたやつとかすぐ晒せばいいんだよ」とヒートアップしていく。

 

■あおり運転、バカッターに怒り

有吉は「煽り運転とかもすぐモザイクかかるけど、あれ(顔出しちゃ)ダメなの? 俺らなんか何もしてないのに顔すぐ出されちゃってさ」と不満を口にする。

静岡県浜松市の国道で、元トラック運転手の男性があおり運転の末に会社員の男性が運転する乗用車を殴る蹴るなどし、サイドミラーなどを壊した疑いで書類送検された事件にも触れ、マツコは「どういうこと? どういう気持ちなの?」と加害者の行動に疑問を呈す。

さらに店員が「唐揚げを床にこすりつけてから揚げる」「魚をゴミ箱に入れてから戻す」といった光景をツイッターなどに投稿する、いわゆる「バカッター」についても波及すると有吉は「どういうギャグ?」とあきれ果てた。

■視聴者は共感

人権の問題もあり加害者側であろうとも「守られなければならない一線」は超えてはならない。それは当然とはいえ、「手厚すぎる」と感じる人も少なくないのだろう、マツコ・有吉の主張には共感の声が目立っていた。

 

■3割強が「あおり運転された」

しらべぇ編集部で全国20〜60代の男女1,328名を対象に調査したところ、全体の35%が「あおり運転をされたことがある」と回答している。

ドライブレコーダーの普及で表面化してきた悪質なあおり運転。3割以上の人が経験しているなら、「明日は我が身」となってもおかしくはない。ツイッターなどSNSでの不愉快な投稿も身近な問題だろう。

こういった日常に潜んでいる愚かな行為を正すために、巻き込まれないために、抑止に繋がる厳しい報道姿勢が必要なのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)

マツコ・有吉、守られる「バカッター」「あおり運転」に不満 「モザイクなしで晒せばいい」