初代「ミス・ヨガ」である沖知子さんのモットーは「健康第一、一生笑顔」。

ヨガスタジオだけでなくオフィスにもヨガを広げている知子さんに、きれいで健やかになれるヨガ・呼吸について聞いています。今回は、副腎を意識するストレス解消法にについてです。

心を癒すために、頭を断捨離

肉体的な疲れは休めば解消しますが、精神的な疲れはどうやったらとれるのでしょうか。知子さん、教えてください!

「心の疲れはどこから来るかというと、やはり脳からですね。実際には存在していないものに対して、みんな考えて反芻してしまう。そしてそれが、心の病気につながったりするんですよね。それは自分で作り出していることなので、いかに脳をちゃんと休ませるかが大切です。無理にポジティブにならなくてもいいけれども、ただのリラクゼーションではなく、頭の中の整理、断捨離的なことがしっかりできると、余裕ができて心の疲れにもすごくいいんじゃないかなと思います」

副腎に酸素を送ろう

頭の中の断捨離をするには、呼吸に集中して、今の自分を見つめることが必要。
その際、知子さんが重視する臓器があります。

「心が疲れている場合は、呼吸を入れる時、特に副腎を意識したらいいと思います。小さい臓器ですが、ストレスに対処してくれるのが副腎なんです」
副腎は、左右の腎臓の上にある約5~8gの内分泌器官。

小さくても、いろいろなホルモンを出すことで、体を環境の変化から守る大切な役割を果たしているのです。

「鼻から入った酸素を、副腎に送るように意識してあげるといいかなと思います」
副腎は、体のどの部分にあるんですか?「みぞおちの背中側ですね。胸の奥、背中の中心のほうにあります。単純に呼吸を感じるだけじゃなくて、そこを意識する。心が疲れている時には有効ですよ」

背骨の横、心臓の下にある副腎。ここに新鮮な空気を送る気持ちを持ちつつ、自分の呼吸を意識してみましょう。きっと、心が晴れていくのを感じられますよ。

ライター:沢田聡子

監修:沖知子/2016年Miss WORLD JAPANファイナリスト、
初代「ミス・ヨガ」を受賞。

2017年から株式会社ブレストラン・代表取締役として、呼吸の大切さを伝えている。

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