「昆虫を食べる」という言葉を聞いて思い浮かべるのは、テレビ番組の罰ゲームにあるような「ゲテモノに挑戦!」的なイメージではないだろうか。しかし、「昆虫を美味しく食す」ことに、真面目に、本気で取り組む人たちもいるのだ―。

 3月5日に放送されたニコニコ生放送今夜のおかずに昆虫料理〜昆虫食研究家とシェフが美味しいレシピを教えます〜』には、昆虫料理研究家の内山昭一さん、昆虫料理も提供するジビエ料理屋のシェフ籾山元洋さん、昆虫を食べる動画を配信している配信者蟲姫花凛さんの三名が出演。内山さんが提供したレシピを籾山さんアレンジし、籾山さん、蟲姫さんとで昆虫料理作りを行った。

※本記事には昆虫が大きく映った画像が含まれます。閲覧の際はご注意ください。

昆虫に慣れているせいか、料理されるのを待つ昆虫たちを前にしても淡々としている三人。
(左から内山昭一さん蟲姫花凛さん籾山元洋さん

 今回のメニューは、内山さんが長年の昆虫食研究の中でも、特に美味しいと自信を持って紹介する5品。セミ、カイコ、スズメバチドライコオロギタガメカメムシカマキリベビーを使ったフルコースだ。

 メニューはこちら。

 調理がスタート。いきなり、かなり衝撃的なシーンの連続なのだが、まるで野菜や魚を料理するかのように冷静な三人の様子がちょっとおかしくも、頼もしい。

セミの成虫を茹でているところ。
セミの幼虫をチリソースで和える。
カイコのサナギめんつゆで煮る。
かき揚げにされるのを待つ、カイコの幼虫。
カイコの糞で淹れたお茶。
内山さんは、桑の葉にカイコの酵素が混ざって栄養価を吸収しやすいと、「勝手に思っている」と語った。
真偽のほどは不明です。
ドライコオロギはカリカリのチーズ焼きに。
「ハチの子は味がうなぎに似ている」とのことから着想されたスズメバチのうまき風。

 バラエティー番組であれば、女性の叫び声や、「こんなの食べられないでしょ!」という芸人のツッコミで溢れかえりそうな場面の連続だが、手際よく淡々と調理をして、次々と料理を完成させていく。

 また、合間に披露される、内山さんの昆虫愛溢れる豆絵知識がほんとうにおもしろい。「カメムシはパクチーの味がする」「セミの中ではアブラゼミが一番美味しい。樹液を吸ったセミは青臭い」「カイコはサナギになりたてが美味い。」「日本のカブトムシは腐葉土を食べているので不味い。タイやラオス産は良い。」などなど。

 ずっと内山さんの話を聞いていると、まるで昆虫を食べるのが当たり前のように感じてくるから不思議だ。

カイコのさなぎを丼に並べて「さなぎ五人兄弟♪」とご満悦な内山さん。虫のレイアウトにも拘る。
「春の息吹が感じられますね。カマキリの誕生!」と内山さんが独自の表現で伝えたニンジンサラダ

 こうして1時間ほどで全5品が無事に完成!
 出来上がったのがこちら。

 さっそく実食タイム
 3人は「美味しい!」を連発。あっという間に全て平らげてしまった。

完食!食べ終わっても冷静な三人。

 実は今、国連も注目しているという昆虫食。昆虫は豊富な栄養があることから、東南アジアアフリカで栄養を補助する役割が期待されている。内山さんは「日本では、昆虫食で四季を感じてほしい。夏だとセミ、秋だとイナゴ、というように」と語った。
 昆虫を飼育する人も増えてきており、昆虫食はいま、過渡期にあるそうだ。近い将来、食卓に昆虫料理が並ぶのを見慣れる日も来る、かもしれない。

 ところで、静かに番組が進んでいったが、この三人はあくまで虫のプロフェッショナル一般人が普通に食べられるのか、気になった人もいるのではないかと思う。そこで!来週、3月10日。『かなた( @kanatan_2525 )が虫かご馳走かのどちらかを食べる生放送』の放送が決定した。人気配信者かなたさんが昆虫料理を前に、どんなリアクションを見せるのか。ニコニコニュースでは、これからも昆虫料理を様々な角度で追いかけていく!

3月10日(日)19時より
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