ハノーファーは10日、ブンデスリーガ第25節でレバークーゼンをホームに迎え、2-3で競り負けた。ハノーファーのFW原口元気はフル出場、FW浅野拓磨は欠場している。

前節シュツットガルトとの残留争いを1-5と惨敗し、3連敗となった17位ハノーファー(勝ち点14)は、原口が5試合連続スタメンとなった一方、ヒザを痛めた浅野が欠場となった。

雪が降る中キックオフされた一戦。6位レバークーゼン(勝ち点39)に対し、[4-3-3]の左ウイングで先発となった原口のハノーファーは、レバークーゼンにポゼッションを譲り、ロングカウンターを狙っていく。

しかし13分、スルーパスでボックス左深くまで侵入したベイリーの折り返しをブラントに合わせられると、シュートのルーズボールをフォラントに押し込まれ、あっさり先制される。

さらに28分、防戦一方のハノーファーは追加点を奪われる。ブラントのスルーパスに反応したフォラントがボックス中央から狙ったループシュートが決まった。

厳しいハノーファーは33分、原口に決定機。味方のパスを受けてGKをかわし、ボックス右に侵入して無人のゴールへシュート。だが、雪が積もったピッチによりボールが失速。ゴールライン前で止まってしまい、無情にもゴールとはならなかった。

その後、40分に雪の影響で中断となった中、追加タイム2分、フォラントにチップキックシュートでゴールを脅かされたハノーファーは前半を2点ビハインドで終えた。

迎えた後半、51分に原口がアシストをマークする。左サイドから右足で上げた原口のクロスをジョナタスが頭で合わせてゴール右に流し込んだ。

さらに73分、ハノーファーが同点に追いつく。左サイドからのFKをヴァイダントがヘッドで合わせると、GKの弾いたルーズボールがゴール前のヴァイザーに当たってゴールに吸い込まれた。

終盤にかけてオープンな展開となる中、87分にレバークーゼンが勝ち越した。ボックス左のブラントのリターンパスをハフェルツがヘッドで押し込んだ。これが決勝点となってハノーファーは惜敗。4連敗となり、残留が益々厳しくなっている。

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