途中出場したコンヤスポル戦で殊勲の決勝ゴールを挙げて勝利に貢献

 ベジクタシュのMF香川真司は、現地時間10日のリーグ第25節コンヤスポル戦で途中出場から決勝ゴールを挙げ、チームを3-2の勝利に導いた。鼠径部を負傷して前節を欠場したなか、後半アディショナルタイムに劇的な活躍を見せたヒーローを、チームメートも祝福。仲のいいチリ代表DFガリー・メデルは自身のインスタグラムでロッカールームでの2ショットを披露している。

 試合は前半14分、セルビア代表FWアデム・リャイッチのゴールでベジクタシュが先制。同19分、FWオメル・アリ・シャヒネルに被弾して追いつかれるも、同33分に相手ペナルティーエリア前で獲得したFKをトルコ代表FWブラク・ユルマズが沈め、ベジクタシュが2-1とリードした。 香川は後半30分から途中出場したなか、直後に相手FWモリケ・フォファナに同点ゴールを奪われ、2-2と振り出しに戻る。

 ドロー決着の雰囲気が会場に漂い始めたなか、後半アディショナルタイムに香川が見せた。敵陣で元ブラジル代表DFアドリアーノがボールをカットすると、こぼれ球を拾った香川がドリブルでペナルティーエリアに侵入。小刻みなタッチをしながら左足を振り抜くと、強烈な一撃がゴール右隅に突き刺さり、香川の決勝弾でベジクタシュが本拠地で3-2と勝利した。

 チームメートも殊勲の香川を祝福した。「闘犬」の愛称で知られるメデルはインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で、試合直後のロッカールームの様子を公開。上半身裸のメデルと香川が笑顔で写るセルフィーには、「得点者のシンジ・カガワと」というメッセージとともに、2人の母国であるチリと日本の国旗も添えられている。

 香川はベジクタシュ移籍後5試合で3ゴールを記録。ロシアワールドカップ以降、招集されていない日本代表復帰に向けてトルコから猛アピールしている。(Football ZONE web編集部)

コンヤスポル戦、途中出場から決勝ゴールを挙げたMF香川【写真:(C)BesiktasJK】