A・コール、エトーら錚々たる顔ぶれ 日本からは“キング・カズ”がノミネート

 サッカー選手のキャリアは、決して長くない。たとえどんな名手でも、30歳を過ぎれば引退へのカウントダウンが始まるのが現実だ。だからこそ、長年活躍するベテランはリスペクトに値する。英サッカーサイト「90min」スペイン語版は、「引退していると思ったら、引退していない選手たち」と題して特集を組み、息長くプレーするプレーヤーを紹介している。

 最初に登場したのは、レアル・マドリードでもプレーした元トーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールだ。35歳となった現在は、トルコ1部のバシャクシェヒルでプレー。チームも日本代表DF長友佑都が所属するガラタサライや、MF香川真司が移籍したベジクタシュを押さえてリーグ首位に立っている。

 2人目はアーセナルチェルシーで長く活躍を見せた元イングランド代表DFアシュリー・コール。ローマ、米MLSメジャーリーグサッカー)のLAギャラクシーを経て、今冬から英2部ダービー・カウンティでプレーしている。同じく元イングランド代表で、現在はバーンリーでプレーする長身FWピータークラウチの名前も挙がった。

 続いて、バルセロナで数々の栄光を手にした元カメルーン代表FWサミュエル・エトーも紹介。インテルチェルシーなどでもプレーした後、トルコアンタルヤスポルとコンヤスポルを経て、現在はカタール1部のカタールSCに所属している。なお、アンタルヤスポルでは一時的ながら選手兼監督も経験した。

 今回紹介された6人のなかで、2番目に年齢の高かったのが元ウルグアイ代表FWセバスティアン・アブレウだ。“エル・ロコ”の愛称で親しまれる42歳のストライカーは、昨年末にチリ3部リーグのマガジャネスを退団。引退も囁かれたが、ブラジル4部リーグのリオ・ブランコACと契約し、今も現役を続けている。

カズのキャリアの長さは断トツ キャプテン翼になぞらえて「伝説的な主人公」と称賛

 最後に紹介されたのが、“キング・カズ”こと元日本代表FW三浦知良横浜FC/日本)だ。最年長ゴールがギネス記録に認定されたことをはじめ、数々の記録を更新し続けるレジェンドは先月、52歳の誕生日を迎えた。キャリアの長さは、6人の中でもダントツ。記事でも、世界的な人気漫画「キャプテン翼」の主人公である大空翼を引き合いに出し、「伝説的な主人公」と称えている。

「90min」が選出した、「引退していると思ったら、引退していない選手たち」のリストは以下の通り。

エマニュエル・アデバヨール(バシャクシェヒル/トルコ/FW)
アシュリー・コール(ダービー・カウンティ/イングランド/DF)
ピータークラウチ(バーンリー/イングランド/FW)
サミュエル・エトーカタールSC/カタール/FW)
セバスティアン・アブレウ(リオ・ブランコAC/ブラジル/FW)
三浦知良横浜FC/日本/FW)(Football ZONE web編集部)

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