サントスとセレソンのレジェンドとして知られる元ブラジル代表FWのコウチーニョ氏が今月11日に75歳で逝去したことがわかった。同氏が選手と監督として在籍したサントスがクラブ公式サイトでレジェンドの訃報を伝えた。

“コウチーニョ”の愛称で知られるアントニオウィルソン・ヴィエイラ・オノリオ氏。1958年サントスでプロデビューを飾ると、“サッカーの王様”と称されるペレ氏の頼れる相棒として多くのタイトル獲得に貢献。公式戦457試合で370ゴールという圧巻の記録を残した。

また、1960年にデビューを果たしたブラジル代表では通算15試合に出場し6ゴールを記録。1962年のチリ・ワールドカップではケガの影響で出場機会はなかったものの、優勝メンバーに名を連ねていた。

また、現役引退後は古巣のサントスなど国内の複数クラブの指揮官を歴任していた。

なお、以前から糖尿病を患い、昨年1月には肺炎で緊急搬送されていたコウチーニョ氏の死因に関しては明かされていないが、自宅で息を引き取ったという。また、同氏の葬儀はサントスの本拠地であるヴィラ・ベルミーロで執り行われる。

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