TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。3月7日(木)の放送では、歩行者が渡ろうとしている場面での横断歩道で、一時停止しない車が多いという調査結果について意見を交わしました。

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象に調査を実施。それによると、歩行者が渡ろうとしている場面での一時停止率は全国平均で8.6%となり、9割以上が止まらないという実態が浮き彫りとなりました。

◆全国ワースト栃木の0.9%

地域別で見てみると、一時停止率1位は長野県の58.6%。一方、全国ワーストは栃木県で0.9%でした。また、東京都は2.1%で全国平均を下回っています。


拓殖大学非常勤講師の塚越健司さんは、一時停止率の地域差に着目。長野県栃木県には50%以上もの開きがある状況に「県民性の差ではないと思う。(歩行者優先であるといった)教育など、身近に感じさせることをしていないと、この数字は考えられない。ぜひ、その要因を探してほしい。長野県がやっている取り組みがあるなら、(ほかの都道府県も)取り入れたほうがいい」と提言します。


歩行者による“摘発化社会”に!?

慶応大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純さんは、1年前に運転免許証を取得したばかり。自動車教習所では、横断歩道では一時停止するよう、幾度となく言われたそうです。

近年では、普及が進むドライブレコーダーの映像やSNSに投稿されたものが証拠となり、あおり運転などで検挙される例もあります。若新さんは、「これまで見逃されてきたことも可視化される時代になった。近い将来、歩行者も首から“ウォーキングレコーダー”をさげ、摘発化社会がやってくるのでは。車が止まらない、暴言を吐かれたなど、その映像をすぐにYouTubeなどにアップ(投稿)されるような監視社会になる。テクノロジーは、(使い方次第で)人を不幸にする」と持論を展開しました。


塚越さんは気軽に身に着けられる“ウォーキングレコーダー”のような機器をつくることは、いまの技術を持ってすれば実現可能だと言います。ただ、「これが可能になると(SNSに投稿されるなど)ネットリンチが起こる。技術は法律を超えて先を行っている。議論が追いつかないのも問題」と危惧します。

この発言を受け、若新さんは、「本来、“思いやり”でクリアしていくべき問題だけど、テクノロジーはお互いを疑い、監視し合うほうに行きつつある」と話しました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

車の9割「横断歩道で止まらない」…“歩行者レコーダー”も必要に?