ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグ、アーセナルvsスタッド・レンヌが14 日に行われ、ホームアーセナルが3-0で勝利した。この結果、2戦合計4-3としたアーセナルの準々決勝進出が決まった。

先週にレンヌホームで行われた1stレグではアーセナルが先制も前半にパパスタソプーロスが退場したことが響き、最終的にレンヌが3-1で先勝した。

ウェイゴールこそ奪ったものの敵地で厳しい敗戦を喫したアーセナルだが、先週末に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチでは攻守に相手を圧倒。2-0の完勝でユナイテッドにスールシャール体制で初のリーグ戦黒星を与えて4位に再浮上した。

その勢いを生かして逆転突破を目指す今回の一戦に向けては出場停止のパパスタソプーロスに代えてムスタフィ、GKをレノからチェフに代えた以外、ユナイテッドと同じメンバーを起用。なお、前ラウンドのBATEボリソフとの初戦での退場で合計3試合の出場停止が科されていたラカゼットだったが、処分軽減によってスタメンでの起用となった。

キックオフ直後からエンジン全開のアーセナルがいきなりゴールをこじ開ける。5分、左サイドから横パスを繋いで右サイド深くに進攻したナイルズがボックス右のラムジーに繋ぐと、DFに囲まれながらもラムジーがグラウンダーで折り返しボールオーバメヤンがワンタッチで流し込んだ。

開始早々のゴールに沸くスタジアムの後押しを受けてさらに勢いづくホームチームは15分、相手を押し込み左サイドオフサイドポジションにいたコラシナツと入れ替わる形で抜け目なくボールを回収したオーバメヤンがゴールライン上で柔らかな折り返しを入れると、セルフジャッジで動きを止めた相手守備陣を出し抜いたファーのナイルズが頭で流し込んだ。

前半早い時間帯の2ゴールによって2戦合計3-3としアウェイゴール差で逆転に成功したアーセナルは、やや重心を後方に下げてバランス重視の戦い方にシフト。これに対してゴールが必要となったレンヌは徐々に攻撃に出ていくが、前回対戦で機能したサールとブリゴーの両サイドハーフが徹底マークに遭い、なかなか攻撃の形を作れぬまま前半を終えることになった。

それでも、ハーフタイムの修正によってよい形で後半に入ったレンヌは立ち上がりの47分に相手陣内高い位置でムスタフィからボールを奪ったグルニエがボックス手前のニアンに丁寧なパス。これをニアンが右足でフィニッシュに持ち込むが、GKチェフが指先で触ったシュートは左ポストを叩いた。

後半は一進一退の緊迫感のある攻防が続く中、徐々に守る時間が長くなってきたアーセナルは70分、エジルとラカゼットを下げてムヒタリアン、イウォビを投入する二枚替えを敢行。すると、この交代直後に貴重な追加点が生まれる。

72分、相手陣内中央でボールを持ったムヒタリアンが丁寧なスルーパスを左サイドスペースに送ると、これに反応したコラシナツがグラウンダーで折り返す。最後はオフサイドラインぎりぎりで飛び込んだオーバメヤンがワンタッチで流し込んだ。そして、オーバメヤンはゴール裏にあらかじめ用意していた袋から『ブラックパンサー』のマスクを取り出して被るゴールセレブレーションを見せた。

痛恨の3点目を献上したものの1ゴールを奪えば延長戦に持ち込めるレンヌは選手交代を行いながらゴールを目指していくが、ベン・アルファらの仕掛けで決定機に持ち込みかけるが、再三オフサイドにかかるなどチャンスをモノにできない。

それでも、オーバメヤンの2度の決定機逸で何とか望みを繋ぐレンヌは決死の攻めを見せると、後半アディショナルタイムにはボックス内でニアンにシュートチャンスも枠を捉えたシュートは相手DFのブロックに遭い、ゴールとはならず。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、得意のホームでの鮮やかな逆転劇で2戦合計スコアを4-3としたアーセナルベスト8進出が決定した。

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