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image credit:4tpn/reddit

 SNSでは、何かとネガティブな話題の拡散に目が行きがちだ。怒りにかられた多くの人々が、特定の対象を追い込んでいき炎上していく様はほぼ毎日見ることができる。

 だがネガティブなものがばかりが拡散されているわけではない。地球の為、誰かの為に自分ができる何かをしようという、前向きな拡散も同様に行われているのだ。

 先週末に海外のSNSユーザーの間で拡散されていたハッシュタグ「#trashtag」は地球環境に優しい行為を連鎖させていくものだ。

 「公園や街角で自発的にゴミ拾いをしよう」というチャレンジで、実際に行った人々がゴミを清掃する前と後のビフォア・アフター写真を公開している。

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公園や街角でゴミ拾いをするチャレンジが大ブームに

 「#trashtag」は数年前から存在しているハッシュタグだ。

 もともとは、2015年にアウトドア向けの照明グッズなどを展開するブランド「UCO」が自然環境を守ろうとスタートしたプロジェクトだったようだが、先週末、Instagramアカウント「@thescientistfacts」の呼びかけにより大きな広がりを見せた。

 その内容は、公園や街角で自発的にゴミ拾いをしよう!というチャレンジとなっており、清掃場所のビフォア・アフター写真をSNSに投稿するのがお約束だ。

 世界各国の公園や街角で、何百人もの人々がゴミ拾いに精を出したのである。

退屈している10代のみんな、新しいチャレンジをしてみよう。まず、清掃やメンテナンスが必要な場所の写真を撮影するんだ。そして、それに対して何かをしたらまた写真を撮る。そのビフォア・アフター写真を投稿しよう

世界各国でボランティア活動をする人々が続々と出現

 それでは、「#trashtag」に挑戦した人々の様子を見てみよう。

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image credit:buttsaginton10/reddit

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image credit:WAYTOOMELO/reddit

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image credit:Howells2202/reddit

 老若男女を問わず、世界中でこのチャレンジが行われているようだ。

 日本では、この運動に関係なく、ワールドカップなどサッカー会場で、自発的にゴミ拾いする人々がいて、その姿が度々海外で報じられていたが、この連鎖が止まることなく永遠に続き、広がっていくといいね。

 何もたくさんのゴミである必要はない。目の前に落ちているそのゴミ1つだけでも、拾い上げてゴミ箱に捨てるだけで、地球は喜んでくれるかもしれない。

 ゴミを落とす人よりも拾う人の数が増えれば、確実に地球はきれいになる。

 誰が落としたかわからないゴミは自分とは無関係ではない。同じ人類が落としたゴミなのだ。

written by usagi / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52272099.html
 

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