3月15日(金)から17日(日)までインテックス大阪にて開催されている大阪モーターサイクルショー2019。ショー会場で見つけた、とびっきりのバイクネタをどーぞ! PHOTO&REPORT●川島秀俊

 バイクでツーリングする際、スマホをナビ代わりに使っている人を多く目にする。最近は防水スマホが主流になり、屋外での使用に抵抗がなくなっているのも要因だろう。しかし、スマホの利用にネガティブな声も多く聞かれる。「電池が消耗して、肝心な時に使えなかった」「表示が小さくて見えない」「ナビ中に電話がかかってくると煩わしい」「暑さで熱暴走した」など、実際には不満を感じている人も多いようだ。中でも、最大のリスクとなるのが落下させたり激しい振動により壊してしまうコト! 高額な電子機器であるスマホの修理費はバカにならず、壊れている間の不便さは現代人にとって耐えられないものになりつつある。

 そうなると、ナビは専用品を用意して使うのが得策ということで、ライダー用品大手の南海部品がバイク専用ナビを開発! 大阪モーターサイクルショー2019にて市販モデルの展示&デモンストレーションを実施した。

 実際にデモ機を操作した印象は、ボタン表示が大きくてグローブを装着したままでも押しやすい印象。感圧式のタッチパネル液晶は反応も良く、自動車用のカーナビ感覚でサクサクと使用できる。案内表示も大きめで視認性が高く、5インチと小ぶりな画面サイズながらナビ機能に不満はナシ。ガイド音声はBluetoothで付属のイヤホンに飛ばせるほか、市販のインカムをペアリングして使うこともできるのだ。電源は12Vで付属のバイザー&クレードルから配線して供給できるほか、内蔵リチウムバッテリーでも最長60分の使用が可能。休憩中にバイクから取り外し、ルート探索や観光ガイドを閲覧することもできる。厳しい環境でも使えるよう、防水基準はIPX5をクリアして耐熱・耐寒性能も確保されており、まさにライダーのために最適化されたスペックに仕上げられている。

h2NANKAI バイクナビ NNV-001A

2019年版の最新地図を搭載。るるぶの観光ガイドデータやオービス情報、取り締まり情報なども収録する。リチウム電池内蔵で最大60分の単独稼働も可能。Bluetooth対応で、音声案内用のカナル型イヤホンも付属する。
価格:2万9800円

メニュー画面のボタン表示は大きく、グローブをしたまま直感的な操作が可能。地図更新は3年間無料で、長く第一線で活躍してくれる。
ナビ画面からワンタッチで周辺施設検索ができ、素早くガソリンスタンドやコンビニを探すこともできる。使い勝手はメジャーカーナビ製品に比べて遜色はなく、快適なツーリングをアシストしてくれる。
専用クレードルはボールジョイント式で、自由な角度調整と確実な固定を実現。取り外す際はボールジョイントを緩め、引き抜くだけと簡単だ。GPSアンテナは本体に内蔵されている。

http://www.nankaibuhin.co.jp