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オーストラリアのヨーク岬半島に接近中のサイクロンTrevorは今後、カテゴリー3へと急速に発達して、現地時間の19日夜、ヨーク岬半島に上陸する恐れがあります。

発達しながらケープヨーク半島へ接近

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18日、サイクロン「Trevor」がオーストラリアのヨーク岬半島に接近しています。記事冒頭の写真のように、気象庁の衛星画像にも発達した雲が渦を巻いている様子がしっかりと写っており、中心には眼も見られます(南半球にあるため、台風と逆の、時計回りの渦巻きです)。サイクロンTrevorは現地時間の18日午後1時現在、カテゴリー1ですが、今後はカテゴリー3へと急速に発達する予想で、19日夜にヨーク岬半島に上陸する恐れがあります。オーストラリア気象局は、大雨による浸水や洪水、暴風、高潮など恐れがあるとして警戒を呼び掛けています。

台風との違い

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台風は、東経180度より西の北西太平洋および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものです。サイクロンは、ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものを指します。サイクロンカテゴリーは5段階に分類され、カテゴリー3は強い方から3番目です。

サイクロンTrevor 急発達してカテゴリー3へ