こんにちは、『男女差恋愛学』というブログを書いている高田机上と申します。
私は、既婚男性の兼業作家です。ブログでは「男女差がわかれば恋愛がうまくいく」という内容の恋愛指南を書いています。
今回はこの男女差恋愛学を用いて「彼氏から連絡がこない」と振り回されるあなたに、その理由と対処法をお伝えします。
■彼氏が連絡をくれない「本当の理由」
ほとんどの男性は、交際前・交際当初は彼女に好きになってもらうためがんばっていて、交際3カ月前後でその盛り上がりが落ち着くもの。
次第に「忙しい」と言うようになったり、会う回数が減ったり、LINEの返事が遅くなったり、最終的には連絡がこなくなったりします。
では、なぜ彼氏からの連絡が減っていくのか?
◇理由は「がんばらなくても振られない」という安心感
それは、「もはやがんばらなくても彼女に振られることはない」と思っているからです。
彼女への「好き度」が落ちたわけではありませんが、がんばりが減るので女性が「冷たくなった」と感じるのは当然です。
「私のことを好きじゃなくなったのかな」「浮気してるのかな」と疑いたくもなります。連絡がこなくて気持ちが変になる女性は大勢います。
「以前はよく連絡してくれたのに」という比較があるだけに、それが少なくなった現在が不安でたまらないのです。
とはいえ彼氏の連絡頻度が交際当初に戻ることはないことを知っておきましょう。男性は付き合うほどに自然体になっていきます。
交際当初は見せなかったくつろいだ姿は、あなたに気を許した証拠。その分手を抜きはじめますが、それだけ2人の関係が進んだということです。
連絡をくれない彼氏4タイプ
まずは彼氏がどのタイプなのか見極め、その心理を理解しましょう。
◇(1)現状に問題があると思っていない
彼氏は連絡をしないせいで彼女が不安になっていることに気づいていないのがこのケース。
彼女が不安だと伝えれば「え、そうだったの?」「あれ返信必要だったの?」と言って翌日からまた連絡してくれるようになることも。
「あれだけ悩んだのに、こんな簡単なことだったの?」と思うかもしれません。そう、簡単なことなのです。
彼女が不安になっていることを、男性はなかなか察知できません。
したがって、その不安を見せないようにしているとなおさら気づいてもらえないのです。
◇(2)連絡したいのにできない
仕事で忙しい。プライベートも仕事関係で忙しい。家に帰ったら休みたい。
そんな状態の彼氏は「連絡したいのにできない」と、返せない借金をしている気分になっています。
がんばって返信したらしたで、「返せるならもっと返してよ」「なんでこれだけしか返してくれないの」と言われるのを恐れています。そして、ちょっと返したことで逆にもっと言われるのではないか、と予測したら少しも返事ができなくなってしまいます。
この状態が既読スルーです。
あなたが友だちから10万円借りているとします。すでに半年返せていないですし、追加でお金を借りたいくらいです。その友だちと普通に接することができますか?
その友だちとは会いづらくなるはずです。
「いつ返してくれるの?」としょっちゅう言われたらどう思いますか? 追撃LINEは借金の督促と同じ。やはりしないほうがいいです。本来返さないほうが悪いんですけどね。
◇(3)連絡できるのにしない
面倒。やりとりが別に楽しくない。趣味のことをしたい。束縛が嫌。
あなたが送っているメッセージの内容が返信しづらかったり、返信は必要ないと思われていたりする可能性があります。
男性にとっては日常的な「たわいもない内容」だと特にそうです。
彼氏は彼女から「こんなかわいい猫がいたよ(写真つき)」と送られたら、「彼女はこの猫をかわいいと思うんだ」という情報をインプットしただけで終わり、返信しません。
これが男女差です。
ちなみに男性は並行作業が苦手です。
仕事でなくても、ゲームや読書を中断して返信するのは苦痛なのです。このタイプは「急ぎじゃないならあとで返信しよう」→1時間後「今さら返信することもないか。別にいいだろう」で既読スルーとなる場合もあります。
◇(4)連絡できないししない
いくら彼女を好きでも、できないものはできないし、するのが苦痛。
片づけが苦手な人に「できるようになれ」と言っても、お互いストレスになるだけです。できないことを求めないほうがいいです。相手への期待と要求を下げましょう。
不安だと伝えても連絡がないなら、どれくらい生活に支障が出ているかを伝えるのもベスト。「不安で何も手につかない」「テレビを観ていても楽しくない」「眠れない」など。
それでも連絡がないなら「できないし、しない人」です。今後付き合っていけるかを検討してください。
■連絡をくれない彼氏の対処法
どのタイプにしても、あなたが不安を伝えなければ話は進みません。さらにいえば、「もっと連絡してくれたらうれしいな」では伝わりません。
「現状のままだと不安で関係を維持できそうにない」レベルで伝えないと、彼氏は真剣に考えないのです。
また、感情的になって伝えると、彼氏はあなたを敵認定して「敵の言う通りにしたくない」となり、むしろ態度を硬化させますので気をつけましょう。
◇まずは日常LINEの男女差を理解する
まずは男女差を理解することで、あなた自身の不安を和らげるといいでしょう。
そもそも男性はLINEのやりとりで関係を深めたり、愛情を確認したりしようという気がありません。なぜなら、LINEは連絡のための手段でしかないから。「おはよう!」と送られても「え、要件は何?」となります。
一方の女性は「私のことが好きだったらいつも私のことを考えてくれているはず(なぜなら私はあなたのことをいつも考えているから)」「だから連絡をするのも苦ではないはず(私が苦ではないから)」と思考してしまいがち。
その結果、「連絡がない→私のことをいつも考えてくれていない→私のことが好きではない」と考えが至ります。
男性のなかにこんな三段論法は存在しないので、日常LINEに対する温度感に差が生まれるのです。
◇「LINEの要求」は「性行為の要求」と同じと考える
「私のことが好きなら連絡してほしい」というのは「俺のこと好きなら性行為に応じてほしい」と同じです。「したいもの」ではなく「してあげてもいいもの」という捉え方ができます。
筆者のブログでこの問題について書いていますのでご参照ください。
【男女差恋愛学】恋人はあなたの性欲や不安を解消するためにいるのではない
このLINEの件と性行為の件でお互いに納得できる方法はありません。そこにはお互い歩み寄って痛み分けする折衷案しかないのです。
◇ポイントは「ルール決め」
したがって、カップルそれぞれが話し合ってルールを決めるのがおすすめです。
彼女側は仕事中などの決めた時間には連絡しないとか、彼氏側は対応できる時間にはできる限り対応するとか。あとは、長いラリーはしないルールにするとか。
カップルごとにお互いがどこまで我慢できるか、何が我慢できないかがちがうので、ここで筆者が提唱できる明確なルールはありません。
このルールは2人で話し合って決めてみてください。
■足りないのは「愛」じゃなくて「話し合い」
彼女側が不安になるのは連絡がこない理由がわからないから、です。
彼氏は24時間忙しいわけではないのに。どこかで私に連絡できるはずなのに。それでも連絡してくれない。
こんな感情に悩まされるのは、コミュニケーションがうまくいってない証拠です。
話し合ったことがないから、彼氏は仕事中に送られるのは嫌とか、この内容だと返信をしなくていいと思うとか、連絡がこない本当の理由をわかっていないのです。
それを理解せずに彼女がLINEを送っていると悲劇になります。話し合わないと、それがわかりません。
◇究極は「話す」or「耐える」のどちらか
なんでも話し合える関係でなかったら、交際も結婚もうまくいきません。彼女側が不安を伝えないのは、その関係の構築を放棄していることと同義です。
そうはいっても不安を伝えることで「重いと思われたくない」「こちらのほうが好きというマウントを取られる」という女性は耐えるしかありません。
連絡が気になって仕方ないときは、今の自分の感情と向き合わず、意識をそらすのもいいでしょう。
趣味に没頭したり、友だちと喋りまくったり、大掃除したり、自分磨きをしたり、仕事に打ち込んだり、自分に合った対処法を探しましょう。角度を変えて、いっそ同棲したら解決するかもしれません。
彼氏に本音を伝えるもよし、耐えるもよし。恋愛における男女差を理解して、連絡を待つ苦しみからあなたが抜け出せることを願っています。
(高田机上)
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