捨て猫たくやとの出会い

受け入れすぐのたくや

この子捨てられた子なんだよ、もう大きいし貰い手はいないだろうね。」

そう紹介されていたのがたくやでした。大学に入ったら猫を飼う、そう決めていました。

猫の譲渡会に参加

大学にも慣れて猫を迎えたいと思っていた頃に、先輩からの誘いで譲渡会に行くことになりました。会場には子猫から成猫まで多くの猫たちがいて、ひときわ人だかりができていたのは子猫のスペースでした。

対照的にまばらな人の中に比較的大きくなった子達のスペースがありました。なんとなく人の少ない方に向かうと、1人の男性がちょうど猫を見せてもらっているところで、「背中にもシマがあればな…」とつぶやいていました。

その猫は顔や手には縞模様があり、たしかに背中には模様は入っていませんでした。男性が去った後、恐る恐る近づくとキャリーケース越しに目が合いました。

少し緊張しているのか、怖いのか、じっと見つめ返してきました。「触ってみますか?」そう声をかけられ、はじめて目をそらしました。ケースのトビラがあきゆっくりと出されたその子は緊張しているのか固まったままでした。

ゆっくり手を近づけると鼻を近づけて匂いをひとしきり飼いだ後、おもむろにおでこを手に押し当ててきました。お互いに緊張していましが、少し緊張がほぐれたように感じました。

そんな時でした「この子捨てられた子なんだよ、もう大きいし貰い手はいないだろうね」と紹介してくれました。

元々飼われていたそうですが、ある日突然捨てられたそうで保護団体が一時預かりを請け負ったそうです。保護団体では他にも猫を保護しているため多頭飼育をしていましたが他の猫と相性が悪いのか喧嘩ばかりしていると話してくれました。

その説明に同情したのか、共感したのか、はっきりと私自身も説明できないのですが、その話を聞いた次の瞬間にはこの子を引き取りますと口にしていました。

えっ?この子でいいの?」と驚いた表情で問い返してきたのを覚えています。

そこからは大急ぎでキャリーやらトイレやらを準備して2週間のトライアル(お試し期間)をすることになりました。はじめての猫ということでおっかなびっくりでしたが、2週間後無事たくやになりました。

受け入れて少し経ったたくや

たくやを迎えて大変だったこと

はじめての猫ということもあり、最初はおっかなびっくりでした。たくや自身も大きかったのもあってかなり警戒していました。ご飯をあげるにしても私がいると絶対に出てきませんでした。

子猫からじゃないと警戒心が強いから懐かないなど耳にしていたので、このまま仲良く慣れないんじゃないのか?と不安に思うこともありましたし、いつもは隠れているのに家に帰ったらものがぐちゃぐちゃになっていたりしていて苛立ったこともありましたが、今思えば飼い主としての私が未熟だったなと思います。

たくやに出会って良かったこと

たくやと出会ってから家に戻るのが何より楽しみになりました。

嫌なことがあってもたくやと遊んでいるとスッと嫌な気持ちがなくなりました。実家に連れて帰れば、たくやが"いる"それだけで家族が笑顔になりました。

よくペットは癒しだと言葉では聞きますが、百聞は一見にしかずというのかたくやを通して実感しました。大切な家族が出来たことが何よりもたくやと出会ってよかったことだと思います。

たくやの今

かれこれ出会ってからもう10年が経とうとしていることに驚きを隠せません。

まだまだよく遊びよく食べよく寝ています。流石に出会った頃よりは落ち着きましたかね?これからも元気で一緒に暮らしたいですね。

現在のたくや

まとめ

子猫じゃないと懐かない、保護猫は警戒心が強いから懐かないなど色々耳にしますが、そんなことはないとたくやは教えてくれました。

保護猫にはそれぞれにバックグラウンドがあります。そのバックグラウンドを受け入れて接していくことでより強い信頼関係を築くことができると思います。

保護猫を受け入れようか悩んでいる方は臆せずトライしてほしいと思います。また猫を飼いたいと思っている方は是非一度譲渡会に足を運んでみることをお勧めします。きっと良い出会いが待っていると思います。

現在のたくや2