CLアトレチコ戦、浮き球のボールにアッレグリ監督が反応…“革靴キック”の瞬間に脚光

 ユベントスイタリア)は現地時間12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)16強第2戦でアトレチコ・マドリードスペイン)に3-0と勝利し、2戦合計3-2でベスト8進出を決めた。試合中、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が披露した革靴での“華麗パス”が話題となっている。

 第1戦で0-2と敗れていたユベントスだが、本拠地での第2戦で底力を見せつけた。前半27分、ロナウドが頭で合わせて先制すると、後半4分にもロナウドが再びヘディングシュートを叩き込む。また同41分にはイタリア代表FWフェデリコ・ベルナルデスキが相手ペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをロナウドが決めてハットトリックを達成し、3-0で勝利したユベントスが2戦合計3-2で逆転突破を果たした。

 そんな逆転劇のなかで脚光を浴びたのが、ユベントスを率いるアッレグリ監督の美技だ。指揮官がライン際で指示を出し、戦況を見守っていたなか、大きな山なりの軌道を描いたボールがタッチラインを割った。その落下地点にいたアッレグリ監督は、ポケットに両手を突っ込みながら素早く反転すると、革靴を履いた右足で華麗にキック。ボールは近くにいたイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニの両腕にすっぽりと収まった。

 そのワンシーンを撮影した動画をCL公式ツイッターが公開。スペイン紙「マルカ」は「マッシミリアーノ・アッレグリは、テクニカルエリアで信じられない個人技を披露。直接、ジョルジョ・キエッリーニにボールを渡した」と驚きを持って伝えている。

 監督が試合中に披露したテクニックと言えば、かつてJリーグで生まれた衝撃プレーが世界から注目を集めた。2009年10月17日横浜F・マリノス戦、名古屋グランパスを率いていたストイコビッチ監督は、相手GK榎本哲也(現・カターレ富山)が蹴り出したボールに反応。革靴ながらダイレクトの長距離ボレーで打ち返し、見事ゴールネットを揺らす珍場面が話題を集めた。

 ユベントスの逆転突破だけでなく、アッレグリ監督の“革靴パス”も脚光を浴びているようだ。(Football ZONE web編集部)

ユベントスのアッレグリ監督【写真:Getty Images】