初めての味にビックリ…中国人が驚いたお婆ちゃんの「ぬか漬け」

ぬか漬けといえば、日本の食卓で定番の漬物。自宅でお母さんやお婆さんが漬けていたということもあるのではないでしょうか?でも中国出身の方によると初めてのぬか漬けにとてもビックリしたそうですよ。

ぬか漬け image by: Shutterstock.com

「中国では日本のように、作り置きをして少しずつテーブルに並べるという文化がありません。だいたいその日にサクッと作って、大皿で並べて食べるという感じです。

あるとき日本人の友人の自宅にお邪魔して家庭料理を食べる機会があったのですが、ぬか漬けを初めて食べたとき、とても衝撃的でした。見た目は普通のキュウリだったのですが、口にしてみると酸っぱくて臭くて…最初は腐っているのかと思ってしまいました。

友人いわく『お婆ちゃんの手作りのぬか漬け』と言っていたのですが……あの味が苦手でそれ以来、ぬか漬けを食べていません。

でもぬか漬け以外の漬物は大好きなんです。自宅には必ずといっていいほど沢庵を常備していますし、よく食べています。お店で定食を頼んだときは、匂いをかいでぬか漬けでなければ食べるようにしています」(中国出身・30代・在住歴10年)

人それぞれ好き嫌いはありますが、沢庵にハマっているなら今後、もしかしたらぬか漬けを克服できるかもしれませんね。そんな中国出身の方のおふくろの味は一体どんな料理なのでしょうか?

肉餅(ロウビン)/中国

肉餅(ロウビン)image by: Shutterstock.com

ふくろの味を聞いてみると、悩みながら水餃子(ジャォズ)、花巻(ファージュア)紅焼肉(ホンシャォロウ)、肉餅(ロウビン)といった料理名をあげてくれました。水餃子といえば日本人に馴染み深い料理ですよね。

花巻とは花の形をした蒸しパンのような料理で、紅焼肉とは濃い味付けで歯ごたえのある皮がついた角煮と似た料理です。

なかでも、ひき肉をこねて作ったミートローフのような肉餅という料理が恋しくなると話してくれました。漢字では肉餅と書きますが、餅といっても日本のような弾力のある餅ではなく、小麦粉をこねて平たくして焼いた料理なのだとか。北京の名物料理としても知られており、パリッとした生地から溢れる肉汁がたまらないそうです。