チェルシーで苦境のエース サッリ監督は「コンディションの改善が必要」と早期の復調を願う

 チェルシーアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは、1月の移籍市場で期限付き移籍。満を持してイタリアから渡ってきたが、移籍して1カ月が経った現状では期待されたパフォーマンスを発揮できていない。イタリアサッカー専門メディアカルチョメルカート・コム」は、移籍後のイグアインプレーについて酷評している。

 イグアインは今季開幕前に、ユベントスからACミランに1年間の期限付きで移籍をした。クリスティアーノ・ロナウドの加入によって追い出されるように移籍したが、移籍先のミラン好プレーを見せることができない日々が続いていた。そして、ついには冬の移籍市場で放出されることになり、ナポリ時代の恩師マウリツィオ・サッリ監督が率いるチェルシーに、半年間の期限付きで移籍することになった。

 新天地チェルシーでは3月17日時点で10試合に出場し3得点と、戦いの舞台をイングランドへ移しても期待に応えるプレーを見せているとは言い難い。その3得点の内訳はいずれもプレミアリーグでの得点で、ハダースフィールドから2得点、フルハムから1得点と、リーグ下位に低迷する2チームからしか得点を奪えていない。こうしたイグアインの現状に対して「カルチョメルカート・コム」は、「観衆はブーイングにすらうんざりし、モラタの移籍を嘆いている」と、チェルシーファンの心情を綴り酷評している。

 そうした厳しい状況に立たされているなか、イグアインは現地時間17日に行われたプレミアリーグ第31節エバートン戦でも先発出場を果たした。前半7分には、イタリア代表MFジョルジーニョのパスに抜け出して相手GKと1対1になる決定機を迎えたイグアインだったが、イングランド代表GKジョーダンピックフォードに防がれて決定機を決め切ることができなかった。後半21分にはフランス代表FWオリビエ・ジルーと交代。チームも0-2で敗れてしまった。この試合後の会見でチェルシーのサッリ監督は、イグアインについて言及している。

「今日のイグアインには決定機があった。だが、彼にとっては決定機が少なすぎた。彼には週始めに発熱を伴う重度の腹痛で苦しんでいた。だから、今日の試合は60〜65分間しかプレーできなかった。とはいえ、彼には肉体的にも精神的にもコンディションの改善が必要だ」

 イグアインが万全の状態ではなかったことを告げフォローしたサッリ監督も、現状には満足していないようで、早く調子を整えてもらいたいという気持ちが漏れたコメントとなった。

 現在イグアインの保有権を持つユベントスは、来季の売却を望んでいる。チェルシーの買い取りを期待しているが、活躍できていないイグアインの状況を見て、交渉については静観していると言われている。早くも苦境に立たされているストライカーは、残り少ないシーズンで来季に向けての道を切り開けるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

チェルシーFWイグアイン【写真:Getty Images】