嵐山は京都を代表する人気観光地。「日本さくら名所100選」にも選ばれ、桜の名所として知られていることから春は国内外から多くの観光客が集まる。大堰川沿いに広がる公園や渡月橋、雄大な自然を借景にした庭園など嵐山ならではの名所が桜で彩られる。さまざまな桜名所巡りに出かけよう。<※情報は関西ウォーカー(2019年3月12日発売号)より>

【写真を見る】「多宝殿」には、中央に後醍醐天皇の像、両側に歴代天皇の尊牌が祀られている。入母屋造の屋根とも調和し中世の貴族邸宅を思わせる/天龍寺

■ 「天龍寺」嵐山を代表する古刹に広がる美しい庭園で爛漫の桜を堪能

1339(暦応2)年、足利尊氏後醍醐天皇の霊を慰めるために創建した、臨済宗天龍寺派の大本山。境内には作庭当時の原形を残す名勝・曹源池庭園や百花苑などの庭園があり、桜や紅葉など季節の風景を求め多くの参拝者が訪れる。

■桜DATA/見ごろ:3月下旬~4月上旬 本数:約200本

■天龍寺<住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 電話:075-881-1235 時間:8:30~17:30(北門受付~17:00) 休み:なし 料金:庭園(曹源池・百花苑)500円、諸堂(大方丈・書院・多宝殿)プラス300円 アクセス:嵐電嵐山駅より徒歩2分

■ 「二尊院」桜並木の参道を歩いて本堂のシダレザクラを観賞

承和年間に嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が建立した天台宗山門派の寺院。桜並木が続く参道や、京都市指定文化財である本堂を彩るシダレザクラなど見どころも多い。珍しい八重桜の一種・普賢象桜も一見の価値あり。

■桜DATA/見ごろ:3月下旬~4月上旬 本数:約20本 「花まつり4月8日(月)

■二尊院<住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 電話:075-861-0687 時間:9:00~16:30(最終受付) 休み:なし 料金:拝観料(500円) アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩15分>

■ 「大本山 大覚寺」悠久の時の流れを水面に映す庭園の池を彩る満開の桜

嵯峨御所とも呼ばれ、御殿の雅な雰囲気が漂う寺院。境内にある「大沢池」は、平安時代に嵯峨天皇が中国の洞庭湖を模して造らせた日本最古の人工の林泉で、周囲に植えられた桜が水面に映り、独特の美しい風景を作っている。

■桜DATA/見ごろ:3月下旬~4月上旬 本数:約500本 「大覚寺 灌仏会(はなまつり)」4月8日(月)

■旧嵯峨御所 大本山 大覚寺<住所:京都市右京区嵯峨大沢町4 電話:075-871-0071 時間:9:0017:00(最終受付16:30) 休み:なし 料金:拝観料(500円) アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩20分>

■ 「渡月橋」嵐山の象徴的な景観を桜と楽しむ

大堰川(桂川)にかかる、嵐山のシンボル的な橋。月が渡る様に似ているところから、亀山天皇が渡月橋と命名したと伝えられている。川沿いに咲く桜越しに見る橋は京風情にあふれ、嵐山で人気のビューポイントになっている。

■桜DATA/見ごろ:3月下旬~4月上旬 本数:不明

渡月橋<住所:京都市右京区嵯峨中ノ島町 電話:075-861-0012(嵐山保勝会) 時間:自由 休み:なし 料金:無料 アクセス:嵐電嵐山駅より徒歩2分>

■ 「嵐山公園 中之島地区」屋台グルメを楽しみながら桜観賞

大堰川(桂川)の中州に位置し、渡月橋や雄大な嵐山など美しい景観が眺められる。約300本の桜並木のなかでも、渡月橋近くの大きなシダレザクラは圧巻。シーズンには多くの屋台も出店し、お祭り気分で花見を楽しめる。

■桜DATA/見ごろ:3月下旬~4月上旬 本数:約60本

■嵐山公園 中之島地区<住所:京都市右京区嵯峨中ノ島町 電話:075-861-0012(嵐山保勝会) 時間:自由 休み:なし 料金:無料 アクセス:嵐電嵐山駅より徒歩5分>

■ 「清凉寺」伽羅と桜が美しい「釈迦堂さん」

独特の装飾を持つ国宝・釈迦如来立像を本尊とし、古くから「釈迦堂さん」の愛称で地元の人に親しまれている嵯峨野の古刹。本堂を抜けると美しい庭園が広がり、渡り廊下を歩きながら、のんびりと観賞することができる。

■桜DATA/見ごろ:4月上旬~下旬 本数:約15本 「お花まつり4月8日(月)

■清凉寺<住所:京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 電話:075-861-0343 時間:9:0016:00 ※4・5・10・11月9:0017:00 休み:なし ※霊宝館 4・5・10・11月のみ開館 料金:無料(本堂拝観400円、霊宝館400円、共通拝観700円) アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩10分>(関西ウォーカー・関西ウォーカー編集部)

「望京の丘」から眺める天龍寺境内。シダレザクラやヤマザクラ、ソメイヨシノなどさまざまな桜が楽しめる/天龍寺