ナイフ(BrianAJackson/ iStock /Getty Images Plus/写真はイメージです)

20日午後3時20分頃、東京都千代田区の東京家庭裁判所1階の玄関付近で、女性(31)が男(32)に刺される事件が発生。逮捕された男は、被害女性と離婚調停中の夫だった。

 

■自分の両手首を切り搬送

第一報は、「女性が首を刺された」との110番通報だった。警察が駆けつけると、首から血を流し倒れている女性の姿を確認。心肺停止の状態で病院に搬送され、その後死亡したという。

男は事件後に逃走したが、近くの公園内で身柄を確保。ナイフを少なくとも3本持っていて、逃走中に捨てたものもあったとのこと。また男は確保の直前、自分の両手首を切り、その後病院に搬送されたそうだ。

2人は離婚調停のため裁判所を訪れていて、手荷物検査場前で待ち伏せしていた男が、現れた女性に襲いかかったと見られている。

 

■「怖すぎる…」と戦慄

裁判所内で妻を刺すという異例の事件に、ネットは騒然。また逮捕直前の男の自傷行為についても、「意味がわからない」と言葉を失っている様子だ。

「待ち伏せしてたって怖すぎる。奥さんもやっと離婚できるところだったのに…」

 

「おかしいやつが多すぎる。この女性がかわいそう」

 

「確保前に自分の手首切るとかやばいな。ちょっと意味がわからないわ」

 

「この男、自分も死にたかったのだろうか。いずれにせよ最悪の結末で終わったね」

 

また場所が場所なだけに、「警備はどうなってたんだ?」と疑問の声も一部で上がっている。

 

■2割「パートナーに殺意を覚えた」

しらべぇ編集部は、全国の20~60代の既婚男女866人を対象に、「夫(妻)に死んでくれないかなと思ったことがある」かについて調査を行った。結果、約2割の人が「ある」と答え、なかでも30代の男が3割超えで1番となった。

夫婦グラフ

ナイフを複数所持し、さらに首付近を刺すという男の強い殺意を感じる今回の事件。離婚調停中、また警備も厳しくあるであろう司法の場だけに、未然に防ぐ手立てはなかったのかと悔やまれる。亡くなった女性のご冥福を祈りたい。

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(文/しらべぇ編集部・清水 翔太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日
対象:全国20~60代の既婚男女866名(有効回答数)

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