ナントを率いる元日本代表指揮官ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹を絶賛している。フランス『Le Phoceen』が伝えた。

2016年6月にハノーファーからマルセイユに加入した酒井。1年目から右サイドバックとしてレギュラーを掴み、2年目からは左サイドバック、センターバックも務め、フランスの名門クラブで必要不可欠な存在となっている。日本代表でも不動の右サイドバックとして活躍しており、昨年行われたロシアワールドカップ(W杯)にも4試合すべてにフル出場した。

そんな酒井と2015年3月から2018年4月まで指揮した日本代表で共に戦い、現在は対戦相手としてフランスの舞台で戦っているハリルホジッチ監督が、母国メディアでのインタビューで同選手について言及。性格、能力などあらゆる面で日本屈指の右サイドバックを褒め称えた。

「決して問題を引き起こさない愛すべき男だ。ハードワーク、応用力、そして寛大さ。欠点がない。それをマルセイユのファンもよく知っている。完成された選手であり、ルディ・ガルシアの下、欠かせない選手となっている」

─日本人選手がヨーロッパで成功するのは難しい。酒井宏樹のフィットに驚いているか

「いいえ。彼はドイツプレーしたことで、ハイレベルなフットボールに必要なものを身に着けることができた。彼のフィットは当然のことだよ」

─彼の特徴は
「フィジカル面ではモンスター。天性のクオリティだ。左サイドよりも明らかに右サイドのほうが適しているね。守備がとても良い選手だが、攻撃参加も狙えることができる。唯一、欠点を挙げるとすれば、アグレッシブさとデュエルに悪意がないこと。誠実すぎるのだ。ただ、私はマルセイユでの1試合1試合で進歩している」

─あなたの中で酒井はリーグ・アンでベストなサイドバックか
「もちろんベストな選手の人だ。彼がマルセイユに移籍する前には、スカウトから連絡が来て彼について話をしたよ。選手として、そしてキャラクターについて話した。彼からも相談を受けた。躊躇せずに挑戦するようアドバイスした」

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