2011年にフジテレビ系列ノイタミナ枠で放送され、瞬く間に社会現象を巻き起こした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」を手がけた長井龍雪監督の最新作となるオリジナル長編アニメーション映画空の青さを知る人よ』が10月11日(金)から公開されることが決定。このたびティザービジュアルが解禁された。

【写真を見る】“あの花”“ここさけ”の次は“空青”!日本中を号泣させた長井演出の真骨頂

本作は“号泣必至”として圧倒的な支持を集める長井監督の集大成かつ真骨頂ともいえる、切なくて少しふしぎな感動ラブストーリー。ストーリーの詳細に関しては明らかにされていないが、解禁されたティザービジュアルでは車の屋根に腰掛けてベースを持ち、空を見つめる少女の切なげな横顔が映し出され、青春のきらめきとノスタルジイを感じさせている。

脚本を手がけるのは昨年『さよならの朝に約束の花を飾ろう』(18)で監督デビューを果たした岡田麿里。そしてキャラクターデザインと総作画監督には田中将賀と、長井とともに“あの花”を生み出したクリエイターチーム「超平和バスターズ」が再集結。さらに本作では『君の名は。』(16)をはじめ数多くの大ヒット作を手がけてきた川村元気がプロデューサーとして参加することも決定している。

超平和バスターズ」が“あの花”以来のタッグを組んだ『心が叫びたがってるんだ。』(15)は、完全オリジナル劇場用アニメーションとしては異例の大ヒットを記録。4年ぶりに彼らアニメーション界のトップクリエイターたちが集結した本作もまた、大きな注目を集めることになるだろう。続報を期待して待ちたい。

<スタッフコメント>

長井龍雪(監督)

「また秩父を舞台に映画を作らせてもらえることになりました。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』と合わせて晴れて三部作ということになります。こうして続けてこれたのも応援してくださった皆様のお陰です。今回は、昔思い描いた自分と向き合っていくキャラクター達の不思議な四角関係のお話です。精一杯頑張りますので、楽しんで頂けると嬉しいです。宜しくお願いします!」

岡田麿里(脚本)

「いつものメンバーで、いつもの秩父を舞台にしたアニメを作ることになりました。今までの作品のなかでいちばんシンプルでありながら、静かに意欲的な作品になっていると思います。自分以上になれない自分を、目をそらさず見つめるための物語。皆さまに楽しんでいただけるよう、ラストスパート。がんばります」

田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)

「今回も僕ららしい作品になっていると思います。これまで秩父を舞台にしてきた作品の一つの着地点として。そして、これからも続く僕らの作品の出発点になったらと思っています」

●清水博之(プロデューサー)

「この数年間、監督たち三人はそれぞれ別の道を歩みながらも、常に意識してくれていたのは本作のことでした。環境も時代も移りゆく中、三たび、オリジナルアニメにチャレンジすることは大変な道のりでしたが、最終的には懐かしさと切なさ、前向きさが詰まった青春ストーリーが出来上がりました。感動はつながる-。長井監督4年ぶりの新作、ご期待下さい」(Movie Walker・文/久保田 和馬)

「超平和バスターズ」が再集結!『空の青さを知る人よ』公開決定