1月に発覚したNGT48のメンバー・山口真帆への暴行事件について、いまだ余波が大きく広がっている。

 21日、運営会社のAKSは22日に行われる報告会見に先駆けて公式サイト上で事件を調査していた第三者委員会の調査結果を公表した。この結果についてネットでは様々な批判の声が上がっているが、そもそもの事件の経緯を振り返りたい。

 今月15日にNGT48公式サイト上で、『NGT48のにいがったフレンド!』(新潟テレビ)の放送終了が発表。県内の水産加工業者からは、スポンサー契約が解除され、16日、17日に行われたAKB48グループの握手会ではNGTのメンバーのレーンのみ防犯カメラが設置された。一方、事件への関与が噂されるメンバーのSNSには、連日バッシングが書き込まれている状態となっているが、今回の第三者委員会の結果では、事件との直接の関わりはないとしながらも、ファンと「私的領域でのつながり」があったメンバーがいたとしたが、事前の指導不足などから「風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します」とメンバーの処分はないという見解を示した。

「事の発端となった山口真帆さんのツイッターの告発によると、山口さんは12月、公演終わりの帰宅時に男2人に襲われたとのこと。その際、『あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、あるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそのかしていました』とグループのメンバーが事件に関与していたことをはっきりと述べていました。告発を受け、NGT48は公式サイト上でコメントを発表。その中で、他メンバーの関与について『メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました』と報告しました」(芸能ライター)

 しかし、その後、一部報道で“関係者”だとする人物からの「自宅特定したのは犯人たちが送迎バスを追いかけたから」という証言が報じられ、その後、「セキュリティが厳しくてもおかしくないマンションにどうやって犯人グループが入り込んだのか」についてネット上で話題になると、報道でさらにファン集団が同じマンション内に部屋を借りていたことなども報じられた。

 一方、ネット上では、犯人や関与していたと思われるメンバーや関係者の相関図が作られ、関係者の証言の矛盾を指摘する声も殺到。NGT側の対応の遅さや被害者である山口を矢面に立たせるような仕打ちに対し、今もなお批判が寄せられている。

 AKS2月1日に事件を調査する第三者委員会を立ち上げ、1か月半を目処に調査を行うことを発表、今回の発表となったが、ネットを中心に疑問点が噴出している。22日の記者会見でどれだけ明らかにされるのか、注目が集まる。

記事内の引用について
山口真帆公式ツイッターより https://twitter.com/maho_yamaguchi
NGT48公式サイトより https://ngt48.jp/

NGT48・山口真帆