作家・太宰治の生き様を俳優・小栗旬主演で描く映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』より、ティザービジュアルと特報映像が解禁。ティザービジュアルは、小栗演じる太宰が、口元に付いた“赤い何か”を手の甲でぬぐうセクシーな姿と、彼を取り巻く3人の女たちを演じる、女優の宮沢りえ、沢尻エリカ二階堂ふみの姿を美しく捉えたものとなっている。

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 本作は、太宰の遺作『人間失格』の誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの視点から、事実を基にしたフィクションとして映画化。正妻と2人の愛人という3人の女性と並行して関係を持った果てに、愛人と川に身を投げるというセンセーショナルな心中事件の背後に隠された、太宰の“本当の人生”を描き出す。メガホンを取るのは、『さくらん』『ヘルタースケルター』の蜷川実花。音楽を、フランス・パリを拠点とする音楽家の三宅純が手掛ける。

 トップスター作家の太宰治は、身重の妻・美知子(宮沢)とふたりの子どもがいながら、恋の噂が絶えず、さらには自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送っている。弟子でもある作家志望の静子(沢尻)と未亡人の富栄(二階堂)という2人の愛人と正妻をめぐり、日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”が幕を開ける…。

 特報映像は、思わせぶりに前を見つめる太宰のアップに、「人間はね、恋と革命のために生まれてきたんだ」というセリフが重なる場面からスタート。3人の女性それぞれに寄り添い、「大丈夫。君は僕が好きだよ…」と甘くささやく太宰。静子から「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られ、富栄からは「嘘つき!」と突き飛ばされる。

 さらに、正妻の美知子からは「あなたはもっと凄いものが書ける!」とはっぱをかけられ、後にベストセラーとなる小説『人間失格』の執筆のために机に向かう姿も映し出される。最後は、太宰がずぶぬれの姿で「死ぬかと思った」とつぶやく姿と、静子とベッドで仲むつまじく過ごす姿で締めくくられている。

 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日より全国公開。

『人間失格』ティザービジュアル(C)2019 「人間失格」製作委員会