JR人吉駅で「観光列車サミットin人吉球磨」が開催。JR九州の「ななつ星in九州」「A列車で行こう」「いさぶろう・しんぺい」「かわせみ やませみ」「SL人吉」「指宿のたまて箱」や、くま川鉄道の「田園シンフォ二ー」が集合しました。

JR以外の車両も!

JR肥薩線の人吉駅(熊本県人吉市)周辺で2019年3月22日(金)、「観光列車サミット in 人吉球磨」が始まりました。

観光列車「SL人吉」が2019年4月に運行開始10周年を迎えることから、当初より沿線や人吉駅ホームで出迎えや見送りなど「おもてなし」を続けてきた人吉球磨地域の人々に感謝するとともに、地元の人々とJR九州が一緒に「おもてなし文化」を広く発信しようと、企画されたものです。

22日(金)の13時08分から22分にかけての約15分間は、JR九州くま川鉄道の観光列車計6本が駅に大集合。

JR人吉駅の1番線は臨時列車としてやって来た「A列車で行こう」、2番線は定期運用の「いさぶろう・しんぺい」、3番線も定期運用の「かわせみ やませみ」、そして隣接するくま川鉄道 人吉温泉駅には「田園シンフォ二ー」、JRの石造り機関車庫には「SL人吉」と「指宿のたまて箱」です。

また、同日午前は豪華寝台列車ななつ星in九州」が2番線に登場し、昼過ぎには「SL人吉」を出迎えました。加えて旧人吉鉄道事業部会場では、2016年3月31日まで肥薩線で使用され、JR九州では2019年3月16日をもって定期運用から外れたキハ31形ディーゼルカーが、「九千坊号」のヘッドマークを付けて特別展示されています。

このほか、人吉駅周辺でミニトレインの運行やグッズ販売、観光物産展、旧人吉鉄道事業部会場でプラレールコーナー、ドリームトレイン作品展示、スタンプラリーなども行われ、各会場とも多くの鉄道ファンや家族連れで賑わいました。

このイベントは23日(土)も行われ、石造り機関車庫内特設会場では、タカラトミーの小島一洋社長、ドーンデザイン研究所水戸岡鋭治代表、人吉市の松岡隼人市長、ホリプロマネジャーの南田裕介さん、JR九州の青柳俊彦社長をパネリストに迎えたシンポジウムが開かれます。「くまモン」のステージやトークショーなども開催される予定です。

JR九州と、くま川鉄道の観光列車が集まった「観光列車サミット in 人吉球磨」(2019年3月22日、皆越和也撮影)。