本連載では、Appleの最新情報を噛み砕いて解説する。第24回はNTTドコモが提供している「docomo with」で「iPhone 6s」ならびに「iPhone 7」を購入するメリットについて解説する。

NTTドコモは2019年2月27日から、「docomo with」プランの対象機種にiPhone 7(32GB)を追加した。Apple Storeを除くドコモ販売店と、ドコモオンラインショップにて取り扱っている。同機の一括価格は税込で4万2768円。Apple Storeでの価格が5万4864円~なので、ストレージ容量にこだわりがない場合には、NTTドコモで購入する方が機種代金を安く抑えられる。

docomo withは2017年6月1日から提供されている。既に1年半以上が経過しているので多くの読者はご存知だろう。本連載の第6回でも解説したが、通信料金が毎月1500円割引されるのが特徴。この割引は所定の条件を満たす限り永年継続するため、長く使えば使うほどお得になるという魅力がある。同プランの契約数は、2019年1月時点で約400万と言われており。2018年5月で200万件だったことを考えると、着実に数を伸ばしている。

ただし、その対象端末は限定されている。かつては手に取りやすい価格のAndroidが中心にラインナップされていた。その後、2018年8月24日に「iPhone 6s」が対象機種に入ったことでiOS利用者にも間口が広がり、さらに2019年に入って「iPhone 7」が対象機種に加わった。ちなみに今のところ公式サイトを見る限りでは、iPhone 6sが対象機種から外れるわけではなく、併売されていくようだ。

iPhone 6sとiPhone 7はどちらが買いか?
docomo withは、「長期間利用するほどお得」という仕組み上、なるべく新しい端末でスタートした方が良いと筆者は思う。iPhone 6sが2015年発売、iPhone 7が2016年発売なので、iOSのバージョンアップがサポートされる期間は後者の方が必然的に長い。また、仕様に注目しても防水防塵性能も加わったことや、Apple Payが使えること、バッテリー駆動時間が2時間長いことなどメリットは多い。

そしてそもそも両者の価格を比較すると、iPhone 6sの一括価格も4万2768円であり差がない。今後値下げされる可能性もなくはないが、いまのところは素直にiPhone 7を選択すべきだろう。

一方で、docomo withは長期間使わないと料金的なメリットが発揮されづらいという注意点もある。最新端末を利用したい場合には、シンプルに「iPhone XR(64GB)」(機種変更時の実質負担3万4344円)を購入し、従来の非分離プランで運用することも忘れずに検討したい。

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text井上晃
(d.365

掲載:M-ON! Press