日本代表(FIFAランキング27位)は22日、日産スタジアムキリンチャレンジカップ2019のコロンビア代表戦(同12位)に臨み、0-1で敗れた。

先発ピッチに立ち、積極果敢な仕掛けとシュートで攻撃陣の主軸を担ったMF堂安律(フローニンヘン/オランダ)。ノーゴールに終わった前半を悔やみ、そのなかで「チーム全体におけるイメージのズレ」や「香川真司との共存性」について口にした。

堂安律(フローニンヘン/オランダ)
──シュートイメージは良い感じだったが
「そうですね。ドリブルのコースとかすごく良く、身体のキレも良かった。だからこそ、前半が勿体なかったし、その前半に決め切れていれば、僕らがもっと後半をうまく運べていたと感じます。全ては前半の0点に限ると思います」

──もっとパスコースの選択肢を増やすために何が必要か
「やっぱりもっと縦パスを受けるシーンをみんなで共有していかないといけない。僕自身、(中島)翔哉君がボールを持ったとき、『今、このタイミングで突破するんや』っていう瞬間が正直、多かった」

「多分、翔哉君自身もボールを持ったとき、『1トップしか(狙うところが)ない』という印象があるから、僕らは連動できてない。だから、チーム全体で『ここで前向く』というのを共有できれば、全員で前に勢いよく飛び込んでいけると思う」

「もうひとつかなというところです。ただ、アジアカップのときに比べれば、良くなってきていると思います」

──メンバーが変わり、期間が空くのが代表の難しさ。その辺はどう感じるか
「そこは、素晴らしい選手たちが揃っているので」

──大迫勇也がいると良い形になるが
「迫くんにボールが入るとき、『前に行く』というのがみんなで共有できているから、それがうまくハマっているのかもしれない」

──そこに新しい選手が入ると、やはり時間がかかるか
「少しプレースタイルが違う。そこに対して、『迫くんみたいにプレーしろ』とは誰も要求しないですし、そこは変化がある。そのなかで、僕や翔哉君のところでタメを作ることが前半できていたので、サイドバックの攻撃参加も多かった」

──香川真司が入って、『何かできそうな雰囲気があった』と言っていたが、パスコースが増えるイメージが湧いたということか
「そうですね。彼はボールを触ってテンポを作る選手。右サイドで起点になってくれたシーンのように、僕の近くに寄ってくれると思った。(南野)拓実君はどちらかと言えばフィニッシャーで得点を取りに行くので、そこらへんの違いはありました」

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